ドバトのディスプレイ-水元公園
昨日は、天気が良かったので水元公園へ散歩に行きました。
公園は新緑がまぶしいほど茂り、カモ類の姿が減り、ユリカモメは夏羽になっていました。
久しぶりに録音できたのが、ドバトのディスプレイです。
PCM-D100で録音。ボリュームの増幅、300Hz以下の低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「RockPigeon180412_002.mp3」をダウンロード
後ろで、ヒヨドリやヒドリガモが鳴いています。
実は、野鳥録音ではドバトは難題の鳥です。まず、にぎやかな環境にいることと、低い声なので環境のノイズに紛れてしまうこと、そして思うように鳴いてくれないからです。今回も録音機を向けると鳴きやんでしまうこと数回、いつも鳴いているようですが、けっこう短い時間しか鳴いていないのです。また、移動しながら鳴くので、近くで鳴き始めてもあっという間に遠くに行ってしまいます。この音源も1分ほどしかありません。
蒲谷鶴彦先生もなかなか録ることができず、1996年に発行された『野鳥大鑑333』にはドバトの鳴き声は収録されていません。2001年の改訂版『野鳥大鑑420』で、やっと2000年に上野の不忍池のほとりで録音された音源が収録されました。「ドバトが録れた」とお喜びになっていたことをおぼえています。
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