ミゾゴイが鳴いた・その2-六義園
翌日、もしかしたらミゾゴイの姿を見ることができるかもしれないと、六義園のいつものコースを一周。常連さんたちにも、ミゾゴイ情報をお伝えしておきました。
いつもアカハラがいるところで、アカハラがよくさえずっていました。これ幸いと録音機を置いて、少し離れたところから姿を探します。常連のH本さんも加わって写真を撮ろうと姿をさがしていました。この場所は六義園でも、もっともよく木が茂った場所で、樹幹部でさえずるアカハラの姿を見つけることはできません。その後、観光客の一団がやってきたので録音は終了。アカハラも鳴き鳴きやみました。この間の録音ファイルは、8分23秒となりました。
家に帰って音源をチェックしてみると、なかなか良い感じにアカハラが鳴いています。そして、なんとミゾゴイの鳴き声が聞こえるではありませんか。はじめの方にキジバトが鳴いており、ほぼ同じ音域のため何度も聞き直しましたが、ミゾゴイに間違いありません。もちろん、遠くて小さな音です。録音しているときは、私もH本さんも聞き逃してしまったことになります。
PCM-D100で録音。100Hz以下のノイズのカット、ミゾゴイの音域のボリュームアップ、強くノイズリダクションをかけています。
ノイズリダクションにより他の鳥、たとえばハシブトガラスの声が変質していますので、ご了承ください。それにしても、後ろでアカハラ、コゲラ、ヒヨドリが鳴く、ミゾゴイの声は初めてです。悔しいのは、ミゾゴイの声はこの2声のみ。聞こえていなかったのですから、鳴いたところで録音を終了しているのです。ですから、最後にちょこっと入っていたことになります。
その後、同じ頃六義園を回っていたM上♂♀さんは、茶色の大型の鳥を見ており、木の中に姿を消しいくら探しても見つからなかったとのこと。大きさ色、高い隠遁性からミゾゴイの可能性のある鳥をちらっと見ていました。
ということで、前夜に鳴いたミゾゴイが翌日も六義園にいたのでしょう。また、ミゾゴイが昼間も鳴くことがわかりました。
それから、まだ六義園にミゾゴイがいるのではないかと毎晩、鳴き声を確認していますが、残念ながら鳴かず。渡りを続けて行ったようです。
それにしても、聞き逃したのが悔しくてしかたありません。この悔しさは、とうぶん尾を引きそうです。
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