トケン競演-六義園
今朝は、六義園からホトトギスの鳴き声が聞こえてきました。はじめは空耳かもしれないと思うほど、遠くで鳴いていましたが間違いありません。ホトトギスです。
9時の開園と同時に入って、常連さんたちと探します。ときどき鳴いてくれるので、皆で声のするほうに行くと、幸いにして姿も見ることができました。なかには、写真を撮れた方もいて、今年最後の夏鳥の通過かもしれないホトトギスを楽しみました。
そろそろ引き上げようとベンチに座っていると、遠くでまたホトトギスの声が聞こえたので録音。家に帰ってきてから、音源を改めて聞くとなんと後ろでジュウイチも鳴いていました。
TUSCAM DR-44WLで録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「hodgsons_hawkcuckoo180519_0044s12.mp3」をダウンロード
録音しているときは、ホトトギスの声しか聞いていませんでした。自己弁護すると、玉砂利の上を歩く足音が聞こえましたので、それが気になっていたせいもあります。それになにより、六義園でホトトギスとジュウイチがいっしょに鳴くなんて思ってもみませんでした。私の記録では、ホトトギスは過去に記録がありますが、ジュウイチは初めてです。また、カッコウ、ツツドリも記録がありますので、これで普通に出会えるトケン類がそろったことになります。
それにしても昨夜未明の嵐のような中、よく渡ってきたものです。嵐のおかげで六義園で一休みということなったのかもしれません。
ちなみに、トケンとは杜鵑と書きホトトギスのことです。今では、ホトトギス科と言いますが、私が鳥を見始めた1960年代はトケン科と言っていました。一度おぼえた言葉、つい出てしまいます。
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