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2018年6月 2日 (土)

タスカムDR-44WLを試す-その4・録音

P1050100

 多くの録音機同様、録音ボリュームはフルです。室内で楽曲を録音するのならば大きすぎると思いますが、野鳥録音ではギリギリセーフ。できたら、もっとゲインが欲しいところです。DR-44WLの場合、フルボリュームは100という数字になります。なかには40とか30という中途半端な数字の録音機があるなかで、これはわかりやすいです。
  六義園で、キビタキが鳴いていましたのでさっそく録音してみました。シジュウカラも良く鳴いています。鳥との距離は20m以上、都市公園ですから周囲のノイズも大きいなかでの録音です。手持ちでの録音ですが、軽いので苦になりませんでした。



 別の日、六義園でホトトギスが鳴いていましたのでこれも録音。鳥との距離は、150mくらい離れています。



 キビタキとホトトギスの音源は、それでもボリュームがたりないのでソフトで増幅、アップしています。さらに、ノイズリダクションをかけています。コンディションが悪いなかの録音でも、加工編集すれば聞くことができる音源にできたということでの紹介です。
  次に、長時間録音をしてみました。六義園の試し録りで、メジロがよくさえずっていました。おそらく距離は10m、小さなメジロは声が小さい上に音が高いので失敗することもあるさえずりです。また、早朝とは言え車の音など「ゴーッ」という音が大きいので、3,000Hz以下のノイズを段階的にカットしています。ノイズリダクションはかけていません。



 日光霧降高原にて長時間録音を行いました。DR-44WLにモバイルバッテリをつなぎジプロップに入れ、マイクのすぐ下の部分を輪ゴムでしめて野外に一晩置いてみました。
 近くでエゾムシクイが鳴いてくれました。おそらく、鳥との距離は10m程度でしょう。手持ちでは、鳥が警戒してこれだけの近さで録音することはまずありません。無人、放置、長時間の録音ならではの近さです。アップするためにmp3に変換する以外、無加工無編集です。そのまま切り出しただけです。



 ヒガラも近くで鳴いてくれました。同じくアップするためにmp3に変換する以外、無加工無編集です。そのまま切り取ったものです。



 どちらも楽器にはない高さと音域に幅をもった音で鳴く鳥です。いずれも、澄んだ声がきれいに録れていると思いました。また、バックのウグイスやコマドリといった鳥たちの声が奥行き感を醸し出しています。「ゴーッ」というホワイトノイズは、同時に置いたYAMAHA W24に比べて少なめで、クリアな音になっていると感じました。
 つぎは、全体に野鳥が遠いコーラスです。それぞれの鳥たちと録音機は、少なくとも数10mは離れていると思います。ボリュームをアップしたため、グランドノイズが大きくなりましたので、1,000Hz以下のノイズの軽減、ノイスリダクションを軽くかけています。



 立体感のある音になっていると思います。これは、マイクの指向性や特性によるのかもしれませんが、じゅうぶん雰囲気は伝わると思います。
 なお、DR-44WLは2018年5月17日現在の価格コムの最安値26,416円です。私の感覚では、ギリギリ野外に置いておける価格です。これだけの機能を持った録音機が、この値段というのは驚きですが、良い時代になったものです。
 ティアック株式会社のI泉さん、リズム時計工業株式会社のI内さんには仲介の労をとっていただき、ありがとうございました。おかげで、野鳥の良い季節を逃すことなく楽しむことができました。
  終わり。
 
 メーカーの製品サイトのURL.
 https://tascam.jp/jp/product/dr-44wl/top

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