アオバトの当たり年かも-日光
日光では、アオバトは少ない鳥です。録音をはじめた頃、エゾハルゼミの大合唱のなか、ちょうど今頃ですね。かすかにアオバトの鳴き声が聞こえたので、少しでも近づこうと声のするほうに歩いて行ったことがあります。ところが、なかか近づけません。低いアオバトの声は、遠くまで届くことをまだその頃は知りませんでした。ふと気が付くと、山一つ超えていました。行きはアオバトの声に釣られて勢いで行ったのですが、帰り道の長かったこと。
そのアオバトが、今年は多いように思います。この週末は今年最後の梅雨入り前の好天気という天気予報です。それに、野鳥録音の絶好のシーズンも終盤にかかってきました。ということで日光に行っていました。
いつものお気に入りの森で車を降りたとたん、アオバトの鳴き声が聞こえてきました。それも、よく聞くと2羽が鳴き合っています。今までは単独で鳴いていることが多かったので一声で終わったり、鳴き声と鳴き声の間がとても長かったのですが、鳴き合いとなると間が詰まります。
この場所から、数キロ山に入ったところに置いた録音機にも入っていました。この録音機を回収にいたときには、アオバトの下尾筒の羽を拾いました。また、日光の鳥仲間からも自宅の周辺で鳴いているとの情報がありました。そういえば、六義園でも先週、アオバトの鳴き声が聞こえたばかりです。今年は、アオバトの当たり年かもしれません。
どう聞いてものんびりとした鳴き声のアオバトですが、アオバトとしては一生懸命、鳴いていることになるでしょうね。
PCM-D100で録音、アオバトの音域の増幅、ノイズリダクションをかけています。
「whitebellied_greenpigeon180601_003.mp3」をダウンロード
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