カラスのコーラス-芝川第一調節池
本日は嵐のまえに一稼ぎと、埼玉県川口市などにある芝川第一調節池に行きました。
以前、ヒクイナやサンカノゴイが鳴いたことがあり、録音機を仕掛けようという魂胆です。しかし、今日は風が強く風速10m以上はありそう。今日の録音はもとより、タイマー録音の設置はあきらめて、自然観察を楽しみました。
澄んだ青空に白い雲が浮いていて夏のようです。この季節としては、雪を抱いた富士山が見えるのですから、空気も澄んでいることになります。そのなか、オオヨシキリのさえずりがさかんに聞こえて来ます。ときおり、ホオジロも鳴いています。相手の手を入れるのはキジ。すでに、カワウの繁殖は終わったようで、のんびりとしています。飛び交っているのはツバメ。2羽のコアジサシも飛んでいました。一声、サンカノゴイらしい声が聞こえましたが、確認できず。可能性はありそうです。
芝川の池の環境は安定していません。水位が高いせいかヨシ原やガマといった植生が狭くなっています。陸のほうもナンバンモロコシが生い茂っていた土手は、オギが変わって茂り背伸びをしないと水面が見えないほどでした。ところどころ植生がないところを見つけては、水鳥の観察をしなくてはなりません。
水辺だけにトンボも多く、わかるのはシオカラトンボ、コシアキトンボ、そしてミヤマアキアカネでした。
行きも帰りも入口付近にカラスの群れがいて、にぎやかに鳴き合っています。ハシブトガラスとハシボソガラスの鳴き合いというのはあまりないように思い、録音してみました。小鳥だったらコーラスと言って番組に使えるのですがね。
PCM-D100で録音。600Hz以下の低音の軽減、軽くノイズリダクションをかけています。
「crow180608_001.mp3」をダウンロード
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