パナXS-455にタスカムTM-2Xを装着-その1
現在、パナソニックから日本野鳥の会にご寄付いただいた100台のXS-455が”全国鳥類繁殖分布調査”に活躍していることと思います。軽量安価で簡単操作とそこそこの性能を持つXS-455は、手軽に野鳥録音ができる機種だと思います。ただ、マイクの性能など、もう少し威力が欲しいところです。そこで、デジタル一眼レフのカメラに付けるためのマイクであるTASCAMのTM-2Xを付けたらどうなるのかと、ずっと思っていました。今回、ティアック株式会社よりDR-44WLをお借りすると同時にTM-2Xもお借りすることができましたので、同時に試してみました。
現在、XS-455はすでに販売終了、最終的には6,000円台になったと思います。一方、TM-2Xが10,000円ですから、頭でっかちのセッティングとなります。しかし、TM-2Xの価格から考えるとタスカムの2,3万円台の録音機に付いているマイクを装着するに等しいことになり、性能をアップができるのではないかとの期待です。
XS-455側の設定は、繁殖調査用に広報されていますので下記のサイトを参考にしてください。
http://bird-atlas.jp/data/ic-matsuda.pdf
XS-455側ではマイク端子にプラグを差し込み、メニューから共通設定→外部入力設定で「マイク入力」に設定します。
TM-2Xは、マイクの右側のLowcutはFlatに、左側のSensはH(High)に設定しておきました。問題は、装着の仕方です。基本一眼レフ用ですから、カメラシューに取り付けるアームが付いています。しかし、これは長くて邪魔。もう少しコンパクトならないかといろいろ考えたすえ、OLYMPUSのLS-14に付いていたスタンドクリップがちょうど良い感じだったので使ってみました。マイクのネジにも合って、録音機を入れるケースに挟めばが良いわけです。また、このクリップを木の枝に挟んだり、いろいろ工夫次第で使い道は広がりそうです。
なお、標準装備されている布製ジャマーは、ぴったりで良い感じでした。
« スズメ語で「ヘビだ!」-六義園 | トップページ | パナXS-455にタスカムTM-2Xを装着-その2 »
「機材」カテゴリの記事
- 静かな所での補聴器、集音器の使用(2023.03.13)
- 集音器「きこエール」は聞こえるかーその2(2023.02.27)
- 集音器「きこエール」は聞こえるかーその1(2023.02.26)
- タスカムPortacaptureX8用ジャマー(2023.02.18)
- バードウォッチングに椅子(2023.02.04)
コメント