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2018年7月 1日 (日)

ヨタカのもう一つのバリエーション

 もっとも古い鳥仲間の一人にF野さんがいます。私が高校生の頃、彼は中学生、明治神宮探鳥会で出会ったのが最初だと思います。それ以降、新浜探鳥会などでいっしょになり、2人で大岳山に登った思い出があります。その後、堅気の会社員となりましたが、このところ会社がヒマになったのかバードウォッチングに拍車がかかっています。さらに、ここ数年は野鳥録音に凝っています。何しろ、50年を超える鳥歴のもと録音をするのですから、私が録音したことがないヤイロチョウはもちろんのこと、なんとかムシクイが録れたと悔しがらせること、たびたびです。
 その彼が、まだヨタカが録れないとのことでしたので、栃木県北部のダム湖を案内しました。例によって、A部♂♀さんから情報はもとより同行していただき、ピンポイントで場所を案内していただきました。
 コンビニで夕食を確保して、ダム湖へ。到着すると、まだウグイスがさえずり、遠くでアカハラが鳴いています。一声、ツツドリが頭の上で鳴いてくれました。明るいうちに夕食を食べ、A部♂♀さんと合流。
 だんだん暗くなってきました。最初、構えていたダムサイトでは日没時間と共に遠くでヨタカが鳴きだしました。ダムの音と距離が遠いので、録音にはかなり厳しい条件です。A部♂さんによると今年は、ここから1kmくらい奥に行った方が近くで鳴いてくるかもしれないとのこと、さっそく移動です。
 第二のポイントに着くと、かなり暗くなってきました。良い感じです。オシドリが遠くで鳴いています。それに向かって鳴きながら飛んでいく雌の声が聞こえました。いつものとおり夜のドラマの始まりです。
 近くの斜面から「ポア、ポア」というヨタカの鳴き声が聞こえてきました。耳を澄ますと「カ、カ、カ」あるいは「ポ、ポ、ポ」と小さな声が聞こえます。「ポア、ポア」と同じところから聞こえて来ますので、ヨタカであることは間違いないと思いますが、初めて聞く声です。
 PCM-D100で録音。ボリュームをかなり増幅、500Hz以下の低音のカット、ノイズリダクションをかけています。



 とても小さな声なので、最初は鳥の声だとも思いませんでした。「ポア、ポア」が聞こえなければ、聞き逃すところです。A部♂さんによると、ヨタカの鳴き声で間違いないとのこと、ときどき鳴くとのことでした。
 この後、「キョ、キョ、キョ」をさかんに鳴き、静かなダム湖の周辺の山に反響して、とても良い感じの音が録れました。初めてのヨタカの録音にF野さんも大満足。私も、聞いたことのないバリエーションの鳴き声が録れて満足でした。
 A部♂♀さん、ありがとうございました。F野さん、お疲れさまでした。
 

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コメント

まつ様 夕方から夜へ移っていく時間って素敵ですよねえ。ヨタカの鳴き出しの声僕も聞いてみたいです。
6月16日湯ノ湖畔のホテルに泊まりました。夕食が終わって空が暗くなった7時ころ、湯ノ湖方面からヨタカの声が聞こえてきました。2年前にも同じ時期に同じホテルに泊まったのですが、そのときは断続的に夜中も鳴いていたのですが、今回は20分位声がしてその後は聞こえなくなりました。
2年前より時間が短くなったのが気になりました。
菅沼休憩所から金精峠に行く登山道は廃止になったのでしょうか?17日に様子を見に行ったら手入れがされていませんでした。

つな様
 湯元はスキー場があるからですね。どこも山の木が茂りすぎて、伐開地が少ないので、ヨタカは住みにくい環境になりました。
 鳴くのが短くなったのは、競争相手がいなくなってしまったからでしょうか。減っていることは、減っているようです。
 金精峠の旧道は、土砂崩れで一時は途切れたり荒れていました。また、日光のこうした登山道は、人が通らないので道が消えてしまうところが多くなりました。
 山歩きの人は増えていますが、特定の場所に集中しているので、多いところは人だらけなのにね。

まつ様 返信有難うございます。
そうかあ!スキー場のおかげで繁殖できるのですね。NHKの番組で紹介されていたヨタカが繁殖している伐採地を思い出しました。
ヨタカが狩りをしているところも見てみたいですが、昼間休んでいるヨタカさえ一度しか見たことないので、絵本の挿絵で我慢しますか。

つな様
 旅館の美味しい食事をキャンセルして、コンビニ弁当で我慢し、ビールを飲まなければ、夜の鳥の生態を楽しむことができますよ。
 

まつ様 あら~・・かぐや姫のような無理難題ですね。
でも来年は湯元スキー場でキャンプすることを考えてみます。まあ奥さんはついてこないだろうなあ。

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