OLYMPUS LS-P4 試用リポート2・準備と設定
フィールドに持って行く前の設定などの準備です。
ジャマーは付いていませんので合うジャマーがあれば転用、あるいは別売の「ウインドシールド WJ2」を購入します。WJ2は、すっぽりかぶせることができて風防効果もあります。効果が大きいだけに毛足が長く、ひっかけやすくなっています。そのため、本体と止める工夫が必要です。いつもならばマジックテープなどを使いますが、今回は借り物なので輪ゴムで固定して使いました。
電池は小型の単4、1本です。これで10時間単位の録音ができるのですから、たいしたものです。
電池を入れてパワーをonにすると、バッテリの種類(ニッケル水素かアルカリか)、つぎに時計設定、音声ガイドの有無の選定をします。エネループのため、ニッケル水素電池を選定、時間設定は電池を入れ替えるたびに行わなくてはならないのはめんどくさいです。音声ガイドは、目の不自由な人には必須です。また、夜や夜明け前の暗いなかでは健常者も同じこと、意外と便利な機能です。ただし、他の録音者がいると迷惑になりますので、一人の時にかぎります。
私が使用した結果、以下のような設定が野鳥録音には適していると思いました。もちろん、目的や環境によって設定を変える必要がありますが、ひとつの指針として示しておきますので参考にしてください。
□ファイル設定
適宜。基本、デフォルトのまま。フェードインやフェードアウト、ノーマライズなどは小さなディスプレイでやるより、コンピュータにいったん保存してからアプリを使ってやった方が間違いがなく安全のためです。
□録音設定
録音レベル→マニュアル。録音状態にして一時停止の状態で▶▶あるいは◀◀を押すと録音レベルの表示が出て、0~30の段階で調整できる。音のない状態で-30前後、目的の音が-12まで録れるように調整。あるいは、25~27に固定しておきます。
リミッター→ 適宜。onで良いでしょう。
録音モード→ PCM→48.0kHz/16bit程度に設定、あるいは適宜。
ズームマイク→ off
ローカットフィルタ→ off
マイク選択→ センターマイク off あるいは適宜。
VCVA→ off
音声同期録音→ off
録音シーン→ off
□再生設定→ 適宜。
□表示/音設定
バックライト→ 短いほど電池の消耗が少ないため5秒。
コントラスト→ 適宜。
LED→ off 録音状態の時に赤いランプが点くが電池の消耗を考えるとoff。
操作音→ off
言語選択→ 適宜、日本語あります。
音声ガイド→ 適宜。
イントロ再生→ 適宜。
スピーカー出力→ on
□本体設定
メモリ選択→ 適宜。
スリーブ→ 適宜、あるいは5分。
電池設定→ 適宜。
時計設定→ 適宜。
Bluetooth設定→ 適宜。マニュアル参照。ペアリングがうまくいかない場合は、機器同士を接触させてみると良い。
USB設定→ 適宜。マニュアル参照。
本体メモリは、8G。48.0kHz/16bitで12時間程度は録音できます。
16GのmicroSDカードを挿入しておけば、48.0kHz/16bitで24時間程度の録音が可能。ただし、SDカードはOLYMPUSの推奨品を使用のこと。下記、URLで確認。
http://cs.olympus-imaging.jp/jp/support/cs/VT/Product/lsp4m/media.html
注:LS-P4の売りであるズームマイク機能とセンターマイクもoffとしたのは、他の録音機との比較するためです。
(つづく)
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