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2018年10月 7日 (日)

MAVEN双眼鏡8×30-ファーストインプレ

 迷彩が好きです。かつては、迷彩コレクターとしてアウトドア雑誌のページを飾ったものです。
 しかし、もっともよく使用する双眼鏡も迷彩のタイプが欲しいと思うのですが、今まで気に入った迷彩のパターンはもとより性能の双眼鏡に出会ったことがありません。お店に並べたときに目立たせるためか、派手なものが多く、迷彩のコンセプトをはき違えているメーカーが多いのは困りものです。また、大きくて重い、あるいは性能的にもイマイチ、イマニの機種が多いですね。

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 アメリカのMAVENは、まだ日本では無名のブランドだと思います。私は数ヶ月前、BIRDER誌の表4広告ではじめて知りました。リアルツリー系の迷彩パターンの双眼鏡が載った広告を見て、ぜひ触ってみたいと思いました。ということで先月、池袋のサンシャインシティで行われた「2019春夏アウトドア合同展示会」にMavenの双眼鏡が出品されるということで、触りに行ったほどです。

20180904_154935

 ということで昨日、MAVENの双眼鏡を入手しました。8×30、迷彩パターンはKING'S CAMOです。手に取ってみると、小型で軽く手にしっくり印象です。重さはカタログ値で460g、ストラップをつけて500gくらいになります。大きさはニコンのモナーク8×30とほぼ同じで、重さは30g重いことになります。
 さっそく本日、六義園で双眼鏡下ろしです。最初の鳥は、やはりカワセミぐらいは見たいものです。このところ、雄1羽が入っていますので探しました。この雄は、暗いところが好きで葉の陰に入ることが多く、今日も岸辺のアオキの陰でじっとしていました。葉陰にいるカワセミをMAVENの双眼鏡で見ると、かなり明るく見えます。模様もしっかりと見えて、30mm口径とは思えない明るさです。さらに、周辺光量も視野のすみずみまでくっきりしてケラレはありません。
 小さな手の私でもピントリングに指は余裕で届きますし、リングの感触、動きもスムーズです。しっかりしたストラップ、接眼対物レンズのキャップなど、バードウォッチャーの使用を考慮した設計になっていると思いました。
 重い機種はきつい高齢者、カメラなどのほかの機材を持ち少しでも軽い双眼鏡が欲しい、でも高性能の機種が欲しいバードウォッチャーには、ベストチョイスになるでしょう。
 まずは、このクラスの双眼鏡として、十分な機能を備えていると思いました。
 なんと言ってもMAVENの双眼鏡の売りは、オーダーメイドできることです。まず、倍率と口径の組み合わせもひととおり揃っています。また、迷彩が嫌いな方には、ブラックやグレーの色を選べます。迷彩好きには、4パターンから選べます。
 この他、接眼レンズの付け根のリング、ピントリング、その前後の金具、対物レンズの近くのリングなど、いくつかのパーツの色を選ぶことができます。そして、さらに名前を入れることができるという今までない新機軸です。
 ようするに「みんなと同じ双眼鏡を持ちたくない!」という私のようなへそ曲がりには、一部のパーツとは言え自由に選べるのはうれしいです。ただ、発注から手元に届くまで1ヶ月、私の場合は25日かかりました。
 双眼鏡の評価は、少なくとも1年使用して暑さ寒さを経験させて、判断しなくてはなりません。本日3時間ほどの使用での評価ですので、あらかじめご了承ください。
 なお価格は、8×30で基本のタイプ(ストックオプティクス)は70,000円(+税)です。私のようにカスタムオーダー(デザインオプティクス)をしますと、99,500円(+税)になりました。
 
 MAVENのURL。
 https://maven-optics.jp/
 阪神交易のURL。
 http://www.hanshinco.com/index.html

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