部分白化のハシブトガラス-六義園
六義園は台風24号の影響で倒木、枝折れのため、まだ一部通れないところがあります。それにしても、自然の威力は凄いと思います。それと同時に、多くの木が倒れないで、しっかりと根を張っていることにも驚かされます。
今日、六義園に入ったとたんにハシブトガラスの夫婦が迎えてくれました。警戒することなく、地面でさかんに食べ物を探しています。1羽の翼の一部が、薄い灰色をしていることに気が付きました。
よく見ると、初列風切羽に3本。次列の一部、そして尾の先にもあります。白い部分風切羽の何本かにまたがってあるうえに、尾にかけてのパターンは等間隔で連続しているため、いっけんすると本来の模様のように見えてしまいます。なんだか自然な感じなのです。こんな模様の鳥がいそうです。
もう一羽には、白い部分はありませんでした。ない方は、一回り大きいので雄。部分白化しているほうは、小型なので雌ではないでしょうか。いずれにしても、この2羽はいっしょに行動していました。
これだけ目立つ特徴があれば、以前に気が付いていたはずで、ここ数日で六義園にやってきた可能性があります。
この2羽のいた場所は、管理センターの事務所に近いところです。ここをなわばりにしているハシブトガラスはいません。うまく、なわばりの空白地帯に入り込んだことになります。
個体識別ができるハシブトガラスがいてくれると、行動範囲などわかりやすいので、これからが楽しみです。
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