ハジロカイツブリ-葛西海浜公園
昨日、葛西海浜公園で新聞の取材を受けました。
葛西海浜公園がラムサール条約の登録湿地になったこともあって、2月の『朝の小鳥』では葛西の鳥たちを取り上げたいと思い野鳥録音も兼ねての葛西訪問でした。
カメラマンの方も同行して鳥の写真を撮ったり、ヨシ原とカワウの群れの向こうにそびえ立つお城の風景に感動していました。昨日は暖かく、春霞のかかった早春の海の風景が広がっていました。風がなかったので静かな波音が聞こえ、西なぎさと東なぎさの間の水路にいるハジロカイツブリが意外と近くで鳴いてくれました。
しかし、いろいろ話が盛り上がったために録音は断念。本日、波音とハジロカイツブリの鳴き声を録音するために、改めて葛西に行きました。
今日は昨日に加えての暖かさ、いや暑さです。昨日が早春の暖かさならば、1日でいっきに初夏の暑さになった感じです。こんな暑さのなかでスズガモを見たことがあったでしょうか。ツバメが飛んでコアジサシが飛び交っても良いような陽気でした。
幸いなことに風もほとんどなく、しずかな波音を録音することができました。
また、ハジロカイツブリは10羽ほどが同じ所にいて、さかんに潜水していました。ときどき「ピッ」という声が聞こえますが、思いの他小さな声です。以前、50羽ほどの群れが追い込み漁をやるときに鳴き合うのを録音したことがあります。このような時は深いところでやるのでどうしても海岸から距離があって、かすかに聞こえる程度です。
今回は近いことは近いのですが、声が小さいのでなかなか難題の声だと思いました。
PCM-D100で録音。ハジロカイツブリの鳴き声の部分のみ中執、ノイズリダクションをかけて、波音をミキシングしてみました。
「Black-neckedGrebe181204mix.mp3」をダウンロード
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