ソニーPCM-D10に触ってきました
今日は暖かくなる天気予報だったので、どこかに行こうかと思っていたら、けっこうな強風。この強さだと録音は無理と、ソニーの新製品の録音機PCM-D10を見に行ってきました。
現在、ソニービルが無くなったので銀座4丁目交差点の日産の上がソニープラザになっています。情報の確認もせずに行ったのですが、なんと今日からPCM-D10が展示開始ということでした。
第一印象は「でかい!」です。かつての名機PCM-D1より大きく厚さがあります。ただ単4電池込みで、PCM-D1が525g、PCM-D10が395gですから、100gは軽いことになります。それだけに手に取ると、思ったより軽く感じます。デザインがPCM-Aシリーズを踏襲しているので、てっきり小型ICレコーダーを想像していたため、びっくりな大きさでした。写真の横にあるのが、AシリーズのPCM-A10です。その大きさの違いがわかると思います。軽いのは、筐体がプラスチック製のためです。プラスチックとはいえ、かなりしっかりした感じですのでチープ感はありません。
大きくなったのは、本格的な外付けマイクが付けられるように端子(XLR/TRSコンボジャック)が底についていることと、多くの設定がフロントやサイドにあるスライドスイッチによって操作することができるためにスペースがとられているためだと思います。私はマイク端子は使いませんが、いちいちメニューをおこさないでもちょっとしたことが、スイッチで設定を変えられるのはうれしい設計です。
いちばんかんじんのマイクは、PCM-D100に匹敵する大きさで、指向性があり角度を変えられます。また、金色の縁取りが高級感を醸し出していました。高品位録音は、192kHz/24bitまで。PCM-D100が、98kHz/24bitなのですから、もう1段上を行く高性能です。ただ、PCM-D100でできるDSD録音ができません。他の機材が追いついてこないなかでカットされたようです。
今までない機能として、高S/Nモードというのがあってノイズを軽減できること。また、内蔵メモリーがいっぱいになったら自動的にSDカードに録音先が変わるクロスメモリー機能がうれしいです。
リモートは、Bluetoothでスマホから操作します。距離は、10mていどとのこと。野外で10mは、ちょっとたりない感じですが、無いよりましかなという距離となります。
あと野鳥録音に必要なタイマー録音機能は、ありませんでした。タイマー機能を補う長時間録音はカタログ値では、たとえば48kHz/24bit(STEREO)で約44時間(録音モニターなし)となっていますから、十分一晩放置は可能です。
発売は、1月26日より。販売価格はオープンですが、ソニープラザでは49,880円+税、アマゾンも同じ価格で予約受付中でした。5万円といえば10年前のPCM-D50の価格帯です。当時に比べれば性能が格段に向上した機種が同じ金額で買えるのは感慨深いものがあります。
まずは、手に触っての個人の感想です。実際に野外で録音してのインプレッションではありませんので、ご承知おきいただければと思います。
メーカーのPCM-D10のURLです。
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