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2019年3月24日 (日)

夕方のキジ雄の声-天童

 山形県天童市で開催された日本野鳥の会東北ブロック協議会からあっというまに1週間たってしまいました。いろいろネタを仕入れてきたのですが、紹介が遅れてしまいました。

 せっかく天童まで行くのだからトラフズクに会いたいと前泊しました。翌日、大イベントを控えているのにもかかわらず、支部長のY川さんがご案内いただきました。申し訳ございません。
 チョウゲンボウのコロニーでは、今年も大盛況でまわりではムクドリも繁殖して大賑わいです。日没時間が迫ってきたので、トラフズクポイントの神社に移動しました。以前、成鳥、幼鳥、ウイングクラップが録音できたところです。
 オナガの群れがネグラに向かう途中でしょうか、鳴き合っています。ハシボソガラスも鳴き合ってネグラに向かっていきました。
 日没とともに鳴き始めたのは、キジの雄でした。PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、1,000Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。

  「ケーッ、ケーッ」という声です。よく聞くと、近くで1羽、遠くで2羽がそれに答えるように鳴いています。
 このキジの鳴き声は、あまり知られていません。というのは、この鳴き方はおもに夜明けと日没の時間に良く鳴くのですが、カメラマンは暗いので活動していませんしバードウォッチャーもあまりフィールドに出る時間です。私が初めて聞いたのも、渡良瀬遊水地にツバメのねぐら入りを見にいったときで、近くで鳴かれてびっくりしました。また、この鳴き声は図鑑には書かれていないため、姿が見えないとキジが結びつきにくいと思います。
 今までの経験ですと、夜明けと日没のタイミングで鳴き、おそらくなわばりを周辺の雄と確認する声だと思っています。今回の録音では、周辺でも同じ鳴き声が2ヶ所でしており呼応しています。存在となわばりの場所を確認し合っている印象があります。

注:ただいま、ココログ不調で音声がアップできません。できしだいアップします。

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