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2019年5月16日 (木)

カケスかトビか-日光

 先日の日光の雑木林に置いたタイマー録音に入っていた鳴き声です。YAMAHA W24で録音。1,000Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。 

 もし、カタカナ書きをすれば「ピーヒョロロ」と聞こえる鳴き方です。時刻は午前4時4分、昨日のヤマドリのすぐあとです。2分51秒にわたって、19回鳴き続けました。
 トビでしょうか。ただ、この雑木林でトビが木にとまっているのを見たり聞いたりしたことはありません。もちろん、日光にはトビがいますので絶対にいないとも言い切れません。なお、トビとしては鳴き声の印象が少し違うのです。トビの音域は、2,000~3,000Hzあたりにありますが、この声は1,800~2,100Hzと低いのです。また、「ピーヒョロロ」は、最後の音がかなり伸びて長く聞こえるのですが、短く唐突に終わっています。
 そうなると、カケスが怪しいのです。この森でカケスの声を聞くことはよくありますし、以前にもだまされました。しかし、今回3時間の録音のなかに一声も「ジェイ」というカケス特有の鳴き声はありませんでした。
 だいたい不思議な声が聞こえても、しばらくすると「ジェイ」と聞こえて「なんだカケスか」ということになるのですが、今回はありませんでした。
 あるいは、ノスリなど他の猛禽がこのような声をだすことがあるのか。
 いずれにしても、姿の見えないタイマー録音のもどかしさです。また、この森を訪れたとき、この声が聞こえて正体が解明されることがあることを祈ります。 

 

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