フクロウの雌の鳴き声か-日光・追記あり
夏至を迎え、そろそろ野鳥たちのさえずりも終盤を迎えました。なんとか、今シーズンもうひとがんばりと、日光で梅雨の晴れ間待ちをしていました。
一昨日は関東地方は晴れで暑いくらいでした。しかし、日光は一日中曇りで、夕方には雨がぱらつき翌朝も怪しいので、録音機を山に置くことはできませんでした。
今朝は、やっと雨のない無風の予報です。午前4時に起きて様子を見ると、雲一つない空に黒々と日光連山がそびえ立っていました。今シーズン、最後かもしれない最高の条件の朝となりました。
録音機を回収に行った時の山のようすです。
もう、すでに怪しい雲が多くなってきていました。カッコウとホトトギスの鳴き声が聞こえ、改めて初夏であることを思い出させるほど、空気はひんやりしています。
録音機をチェックすると、狙い通り今シーズンベストにとも言える野鳥たちのコーラスが収録できました。
ところで、午前5時10分頃に入っていた鳴き声です。YAMAHA W24でタイマー録音。フェードイン、フェードアウトだけで加工していません。
さて、何でしょう?
最初は獣の鳴き声かと思って、アナグマやキツネの鳴き声を検索しましたが、該当するものはありませんでした。
よく聞くと、前後に羽音らしい音が入っています。獣ならば、ササをかき分ける音になるはずです。ということは、鳥ということになります。
おそらく、フクロウの雌ではないかと思いました。
フクロウは、羽音がしないというのは正しくないと思います。カラスほどの大きな翼のわりには羽音が小さいことは間違いありませんが、羽音はします。鳴き声から近くに舞い降りたようですが、羽音の小ささがわかると思います。
今まで、録音したフクロウの雌の鳴き声は「ギャー」が多かったです。
たとえば、拙ブログに上げているものを列記すると、まずくちばしを叩いているらしい音と鳴き声で、威嚇の可能性のある鳴き声です。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2015/07/post-64c2.html
次は、他の雌がやって来て雄と同じように「ゴロスケホーホー」と鳴く、前後の鳴き声です。他の雌への威嚇の意味があると思います。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2015/12/post-3727.html
なお、雄は午前3時30分頃に何度か鳴いています。まだ、小鳥たちが鳴き始める前です。
今のところ「フクロウ 雌 鳴き声」で検索しても同じ鳴き声を見つけることができませんでした。ただ、雌は「ギャー」だけではなく、いろいろな鳴き声を出すようで、こんかい録音したパターンもありそうです。
この場所の環境と今まで録音された鳴き声からの推測ですので、間違っているかもしれません。別の鳥であるならば、それはそれで面白いかなと思っています。
追記:Facebookにリンクさせたところ、平岡さんと松原さんからハシブトガラスではないかとの指摘がありました。この場所には、ハシブトガラスがいます。また、成鳥はいろいろな声をだしますので、ハシブトガラスの可能性が濃厚です。いずれにしても、野鳥の鳴き声はそれはそれで面白いですね。
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松田さん、ご無沙汰しています。
この声はフクロウでよいと思います。私も似たような声を録音しています。
投稿: 花田行博 | 2019年7月 3日 (水) 23時40分
花田行博様
いつもお世話様です。
フクロウに聞こえますか。私も最初はケモノ、しばらくしてフクロウ雌、言われてみればハシブトガラスかもと、そうとう悩みました。
ハシブトガラスではとコメントいただいた方々は、私に気を使っていただき強くはおっしゃっていないのですが、確認を持っていると思います。今後、このように鳴くハシブトガラスに会うことがあれば解決なのですが、なかなかそうも行かないでしょう。このあたりは、楽しくもあり難しいところですね。
いずれにしても、コメントありがとうございます。
投稿: まつ | 2019年7月 4日 (木) 21時35分