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2019年6月 1日 (土)

六義園は巣立ちの季節-ハシブトガラス

 以前、記事にした時からおよそ1ヶ月、家の前のハシブトガラスが巣立ちました。
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 巣にいた時の声もかぶっていませんでしたので1羽と推定、やはり巣立ちできたのは1羽でした。
 幼鳥は、巣立ったとたんに、よく鳴くようになりました。
 TASCAM DR-05で録音。ボリュームの増幅、500Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。 

 この甘えた声は、可愛いくてたまりません。なんだかのんびりした感じで、昼下がりに聞くと眠くなります。
 今日は、六義園でこの親鳥が人にどのように反応するか見てみました。このハシブトガラスの夫婦は、2羽で行動しています。幼鳥の近くに人が来ると、後ろから頭の上を通過する威嚇をします。私もされました。
 攻撃は身体の接触を伴うものとすると、身体をぶつけるほど接近はせず、頭のうえ1メートルほどを飛行する戦法なので、威嚇としました。そのため、気が付かない人は気が付きません。一人のオバさんは頭の上、数10cmをカラスが通過して目の前を飛んでいったのにそのまますたすたと歩いて行きました。気が付くと、頭をすくめるくらいの威嚇です。
 1羽が威嚇するときはもう1羽が近くではやし立てるように鳴き、この1羽は威嚇には参加しません。このはやし立てる声を聞いて威嚇するかどうかわかります。身体の大きさから、雄が攻撃しているようです。
 見ていると、すべての人に対して威嚇するわけではありませんでした。
 一人で幼鳥のいるクスノキのほうに向かって歩いて来る人がやられます。スマホを見ながら、偶然にもまっすぐ幼鳥のほうに向かって歩いてきたお兄さんがまずやられました。幼鳥から離れていましたが、風景を見ながら、ゆっくりと歩いてきたお姉さんもやられました。カメラを持って良い題材がないか周囲を見回しながら歩いて人も警戒され、やられました。ですから、鳥はいなか探しながら歩いている常連のバードウォッチャーは、皆洗礼を受けました。幼鳥を見つけそうな行動をしている人が、ターゲットになるようです。
 それに対し、たったと歩いて行ってしまう人、ぼんやりしながら歩いている人、おしゃべりしながら歩いているカップル、親子、グループは放免でした。
 威嚇、攻撃ともそれぞれのカラスによって個性があります。このカラス夫婦は、人を見る観察力に長けているようです。
追記:本日(6月1日)に、幼鳥は2羽いました。1羽ではなく2羽巣立ったようです。
 

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