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2019年6月11日 (火)

ヤイロチョウもなんとか録音

 車から下りると、ヤイロチョウの「ホーヒー、ホーヒー」が聞こえました。慌てて録音をスタンバイ。しかし、その後は鳴かず。たった一声ですが、生で聞いた初めてのヤイロチョウです。
 ご案内いただいたW辺さんは、以前ここでヤイロチョウを聞いたとのこと。ということで、前日にタイマー録音を仕掛けています。
 YAMAHA W24でタイマー録音。ヤイロチョウの音域のボリュームをアップ、500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけた他、他の鳥の声を削除するなど、かなり加工しています。


 午前4時42分頃に鳴きはじめ、3分30秒にわたって鳴いています。声が、だんだん大きくなって、また小さくなっていますので、移動しながら鳴いているようです。さらに、これ以降も何度も鳴き続けていました。
 ヤイロチョウは、5月いっぱいしか鳴かないと言われていましたので、6月の今回は想定外の収穫です。
 ヤイロチョウといえば、宮崎県の御池や高知県の四万十が有名です。録音仲間も四万十で鳴き声をゲットしています。しかし、このところ本州での記録も散見するようになったので、ぜひ本州で録音したいと思っていただけに喜びはひとしおです。
 御池は冬に行ったことがあります。集落や農耕地のない、山のなかでした。四万十も生息地の写真を見る限り、山深い感じです。
 しかし、兵庫県では、水田が広がり集落が点在し、そろそろ山が始まるという環境、里山の風景なのです。この他、W辺さんが以前にヤイロチョウの鳴き声を聞いたところをご案内いただきましたが、やはり水田がある山の縁でした。いわば、どこにでもある風景です。
 やっと巡りあえたヤイロチョウの声は、日本の里山の風景に似合う音でした。

 

 

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