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2019年6月 2日 (日)

六義園は巣立ちの季節-カワセミ

 あらかじめ言っておきますが、この情報はもう10日ほど前のことです。今、六義園に来てもカワセミはいません。少なくとも、今日はいませんでした。
 六義園でカワセミの繁殖の兆候があったのは、ライトアップ前の3月中旬のことでした。雄が穴を掘り、くちばしに泥が付いるのを見つけました。だいたい、ここ数年は毎年カワセミの繁殖行動が見られましたが、途中でやめたり、アオダイショウにやられたりと、雛が巣立つことはありませんでした。ところが、今年は雛が5羽巣立ちました。
 なにしろ、ライトアップ中はカワセミの巣のある前後の園路を1日に万単位の人が通ります。巣穴の上も順路なのですから、その上を昼も夜も人が通るのですから、影響は大きいと思います。また、午後9時過ぎまでライトで巣の近くの岩が照らされているのですから、成功するとは思えません。
 また、過去に六義園でカワセミが繁殖に成功した例はありません。戦後1950年代は羽田健三さん、1960年代は江原秀典さん、1970年代は遠藤孝一さん、川内博さんが六義園に通い記録を残しています。また、私は1984年から現在に至るまで通っています。また、2000年以前は、カワセミそのものが少ない鳥で、六義園で姿を見るのは晩夏に幼鳥が立ち寄る程度でした。最近では、カワセミも常連さんも増え、カワセミが巣穴を掘った、魚をくわえて出入りしたなどの繁殖の兆候までは確認されています。しかし、巣立ちまで至ることはなく、今年が初めてです。少なくとも戦後初の繁殖成功ということになります。
 六義園でカワセミが巣作りをしているとの情報は、都内のカワセミファンを呼び寄せ、カメラマンが10数名は来ていました。来園者も人だかりがしているので「なんだろう」と集まってきて、多い時は30人ほどがカワセミの巣の前に集まっていました。

 Gallery
 過去の例のとおり、「どうせ繁殖は失敗するだろうから、今のうちに好きなだけ撮っておいた方が良いよ」とカメラマンの方に話したことがあります。ところが、まさか成功するとは思ってもみませんでした。私の面目丸つぶれにしてくれたカワセミです。
 巣立って数日は、六義園にいましたが、今では見られなくなりました。現在、周辺の公園に親子連れのカワセミがいるとの情報があります。これが六義園のものかどうかの確認はできませんが、あっというまに散っていってしまうことも知りました。

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