ヤマガラが山を登っている?-日光
日光でいつものお気に入りに雑木林に行こうと思ったら、ばったりと録音仲間のTさんと遭遇しました。Tさんから「今朝、クマがヤマザクラのサクランボを食べていた情報があるので行かない方が良い」とのアドバイス。雑木林はあきらめて霧降高原のキスゲ平方面に行くことにしました。
ということで、キスゲ平で録音したりタイマー録音をしかけたりして、日光の野鳥たちを楽しみました。このタイマー録音の音源を整理していたら、ヤマガラのさえずりが入っていることに気が付きました。
YAMAHA W24でタイマー録音、500Hz以下のノイズのカット、軽くノイズリダクションをかけています。
日光では、ヤマガラは駅から近い丘陵地にいます。ほぼ一年中いると思います。別荘地には、ツバキのような常緑の闊葉樹もあるしヤマガラの好きなエゴの木もあります。でも、だいたい標高1,000mまでの鳥です。ですから、戦場ヶ原やキスゲ平のように1,000mを数100mも超えた標高のところでは、今まで見た記憶がありません。
また、10年以上、ここで早朝のコーラスを録音していますが、ヤマガラのさえずりが入っていたことはなかったと思います。
ヤマガラが鳴いていたのは、午前4時18分、早朝のコーラスのピークを少し過ぎた頃です。2分15秒にわたってさえずっていました。ただ、これ以降入っていません。また、今年はここで4回タイマー録音を仕掛けていますが、これ以外の音源には入っていませんでした。このヤマガラはたまたま漂行してきたものなのか、今後居着くようになるのか、興味深いです。
というのは、北海道でヤマガラが北上し分布を拡げていると、最近Facebookで話題になっていました。水平に分布を拡げるととともに垂直にも生息地を拡げている例になるのではないかと思います。
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