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2019年9月15日 (日)

日本鳥学会2019に参加-2日目

 本日も、北千住にある帝京科学大学で開催されている日本鳥学会に行ってきました。
 2日目で要領も掴めたので、聞きたい発表を聞いて、見たいポスターを見てきました。
 会いたい人もたくさんいたのですが、参加者が史上最高の800人もいるのですから、お会いしたかったのに巡り会えなかった方が何人もいて、残念でした。
 発表では、ぜひ聞きたかったのが濱尾章二さんの南西諸島のヤマガラの話です。シジュウカラのいる島といない島があって、それぞれシジュウカラのさえずりを聞かせるとどのように反応するかはとてもおもしろかったです。シジュウカラのいない島のヤマガラは、他のヤマガラだと思って反応するそうです。ヤマガラにも、鳴き声図鑑が必要なのかもしれません。
 ポスターはなんと言っても、越川重治さんのムクドリが営巣している巣箱にネコの糞を塗りつけるという発見です。けっこうやっているようで、今まで思いもよらない新知見です。推論ですが、臭いでヘビを除けているのではないかということです。これから、鳥の巣を見つけたら臭いをかいでみることにします。とくに、ムクドリ系は要注意です。また、家に帰ってから考えたのですが、ネコが日本列島に渡来してわずか数千年しかたっていないはずです。ムクドリとネコが出会って、とても短い時間にこの技を習得したことになり、いつからはじめたのか、どこでもやっているのかなどなど想像がどんどん膨らんでいきます。
 鳥学会での収穫品です。

 190915
 左から日本野鳥の会のジシギTシャツ、タスカムのDR-05 Version3と、前にあるのはおまけのジャマー、本の『世界の美しい色の鳥』は嶋田忠さんの写真展で入手したものに著者のシバラボさんにサインしてもらいました。谷口高司鳥絵工房謹製、鳥の正面顔コレクションのレンズ拭き。中央は、今回の講演要旨集となります。
 ある意味、学会はネタの宝庫です。講演要旨集だけでも、トリビア本が1冊できるくらいネタがつまっています。こうして発表されたものは、引用先を明確にして使えないこともありません。しかし、会場で聞いた話のなかには公表できないネタもあります。いずれ学会での発表を待つしかない、なんだか喉がむずむずしてくるようなおもしろい話もありました。
 おかげで、今日も喉が痛いです。

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コメント

 ご無沙汰しております。

 ムクドリの糞塗りですが、ヤイロチョウの似たような行動を、先日テレビで見ました。

 今週のNHK BSプレミアムの「ワイルドライフ」は、四万十川のヤイロチョウでした。
https://www4.nhk.or.jp/wildlife/x/2019-09-16/10/26935/2527291/
(再放送が9月23日朝8時からあるようです!)

 この中で、繁殖期のヤイロチョウがタヌキのため糞場で、お腹のあたりに糞をつけている映像が紹介されていました。

 巣を外敵から守るためらしいとのことでしたが、ひょっとすると、他の鳥でもやっているのがいるのではないかと思っていたところでした。

 似たような事例がないか、ちょっと検索してみると、ヤイロチョウがタヌキの糞がついた巣材を集めている映像が、すでにYou Tubeにありました。
https://www.youtube.com/watch?v=pzKQPlLbLbE

 NHKも何らかの情報を得て、ため糞にカメラを仕掛けたものと思います。
 他にも同じようなことをしている鳥がいるかもしれないので、ちょっと注意してみたいと思います。

 

A部様
 コメント、ありがとうございます。
 ヤイロチョウがタヌキの糞を巣に付ける情報、ありがとうございます。
 くさい臭いで天敵を避けるのは、鳥の生存戦略としてありそうです。
 どこにどう書いてあったかおぼえていませんが、ヤツガシラは臭くいので誰も食べない、その為人の近くで巣作りをするというのがありました。鳥類は、嗅覚が発達していないものがいますので、可能なのかもしれません。
 また、Facebookのコメントに「『ドラ猫進化論』という猫と人の関係史についての本によると、昔は猫は室内でつないで飼育されていたそうで、外に放されるようになったのは江戸時代からだそうです。昔の糞の始末方法についての記録はないそうですが、ムクドリがどこで覚えたのか興味深いですね。」というのをいただきました。
 「江戸名所図会」には650枚以上の挿絵があってイヌは何点もあるのですが、ネコはたしか高輪の1点だけです。「江戸名所百景」でも座敷から外を見るネコが描かれていますから、江戸時代も室内ネコが多かったかもしれません。まったくの推測ですが、江戸の名物は伊勢屋稲荷にイヌの糞と言われていましたから野良犬が多かったことになり、ネコは外では生きにくかったかもしれませんね。江戸時代のムクドリは、イヌの糞を使っていたかもしれないといろいろ想像をかき立てられています。

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