TASCAM DR-07 & DR-05 試用リポート3
録音の実際
■マークの「電源」を長押しすると起動します。
DR-05、DR-07とも起動が速いのがうれしいです。デフォルトの4Gをさして起動させると2秒。16Gをさしても同じですからメモリチェックを行っていないのでしょう。ちなみにYAMAHA W24が4Gで3~4秒、16Gで7秒。一呼吸遅れます。実は、このわずかのタイミングで録り損なうことがあります。気がせくとなおさら。早い起動は、ストレスがありません。
つぎに、赤い●を押せば、録音のスタンバイとなり、右上の「録音中」のランプが点滅します。この間に録音ボリュームを調整します。右の▶▶でプラス。左の◀◀でマイナスになります。どちらかを押すと「入力レベル」という窓が表示され、90が最大です。なんで100でないのか不思議です。よほどのことがないかぎり、最大の90で録音してます。とくに、DR-07は録音ボリュームが低いため、録音ボリュームを下げて録音するような状況は今までありませんでした。近くで鳥が鳴いてくれても、音が割れることはないでしょう。
録音ボリュームは、基本最大にしています。調整する余裕があれば、左のピークの赤いランプが点灯しない程度に調整します。あるいは、レベルメーターの▼マークのあるところを超えないようにレベルを調整します。
そして、再度赤い録音ボタンを押すと、録音がはじまり、点滅していた録音中の赤いランプが点灯したままになります。重ねて録音時間が進んでいくことを確認します。
鳥が鳴いていたらすぐに録音する場合が多いと思います。そのため、電源を入れたら録音ボタンを2回押して、とにかく録音するという動作に慣れておいた方が良いと思います。また、レベルメータが動いて音が来ていること、録音時間のカウンターが進んで録音されていることを確認するクセを付けておくと失敗が減ります。
タイマー録音機能
写真は、タイマー録音の設置の例です。
「タイマー録音」がメニューの2ページ目にあるのは、ありがたいです。
設定も開始時間と終了時間、設定で回数を決めて、▶でOKなのは簡単に設定できます。
ただ、最初は失敗しました。
原因は、タイマー設定をしてから、ほかの設定が気になってメニューに行くためには■を押さなくてはなりません。これは、同時にタイマー録音を設定しない=「いいえ」になってしまい、タイマーが解除されてしまうことに気が付きませんでした。
たとえば、タイマー設定をしたあとに時間設定があっているか、録音形式は大丈夫かと思ってメニューに行くと、結果タイマー設定を解除してしまうことになります。最初、これがわからず録音されていませんでした。
また、設定したあと、ディスプレイは表示されますので、これを消すために■を押してしまい、タイマー録音が不可になってしまうことに気が付きました。これは、設置前に気が付いて回避できましたが、ミスを誘う危険が大です。
実際のタイマー設定は、午前3時~6時とし3時間、録音形式48kHz/16bitで2Gになります。この設定で、DR-07で7回、DR-05で6回使用しました。
タイマー録音は、プラスチックケースに入れて本体部分はケース内、マイク部分はケースの外に出た状態(ジャマーを装着)です。このケースの木の根元、岩の下などに置きます。基本、前日の夕方に置いて翌日の朝に回収します。
幸いにして降雨にあうことはありませんでしたが、ジャマーが朝露に濡れ湿っぽくなっていることは、数回ありました。この時の録音を聞いて見ても、ノイズが入ることはなく問題なく録音されていました。(つづく)
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