TASCAM DR-07 & DR-05 試用リポート2
準備
2機種には、本体に組み込んである内蔵メモリはなく、メモリスロットに4GのマイクロSDが添付されています。そのまま4Gでも、48kHz/16bitで約6時間の録音が可能ですから、日帰りの録音行では十分な容量となります。また、早朝3時間のタイマー録音を行ったとしても2日分の録音が可能となります。
今回、さらなる長時間録音をする可能性がありますので、TOSHIBA MicroSD HCⅠ 16GBを換装して使用しました。これでおよそ24時間の録音が可能となります。なお、カタログには「microSDHCカード(4GB~32GB)」とあり、32Gまで装着可能です。この場合は、バッテリーに一工夫必要ですが、約48時間の録音が可能となります。タイマー録音で早朝3時間録音した場合、16日間録音を続けることができます。
なお、下記にメーカーで動作確認されたメディア一覧がありますので参考にしてください。
https://tascam.jp/jp/product/dr-05/spec
バッテリーは、単3アルカリ電池が添付されています。カタログ値では、44.1kHz/16bitで約17.5時間録音が可能となっています。エネループの場合は、約15.5時間となっています。エネループ使用で、48kHz/16bitの場合でも少なくとも10時間以上、稼働するはずです。実際に2年物のエネループを使用しての実測では、DR-07で12時間50分録音できました。
設定
私なりの設定ですので、これでなくてはいけないと言うことではありません。参考にしていただければと思います。
停止■マークを兼ねた電源ボタンを押し起動させます。
メニューボタンを押してメニューを表示します。最初に「録音設定」があり、再生の▶マークを押します。基本、▶マークがリターンキーの役割、■マークがエスケープキーの役割です。
以下、設定を列記します。
録音形式:WAV 16bit
サンプル:48k
チャンネル:ステレオ
録音サイズ:2G ※( )内に3:06と表示され3時間6分録音できることがわかる。
マイク電源:オフ
低域カット:オフ
事前録音:オフ ※オンにすると、スタンバイの数秒前から録音されますが、ガサガサしか録れない。
自動トーン:オフ
その他は、適宜
「再生設定」は、適宜。
「ファイル/フォルダー」は、適宜。
「タイマー設定」は、次回詳しく解説します。
「スピーカー設定」は、オン。
「その他」では、「ファイル名設定」で
タイプ:日付にします。これで、たとえば2019年3月29日に録音した最初のファイルは、ファイル名が190329_0001となります。
「日時設定」は、タイマー録音のことを考えて、ていねいに間違いのないように設定してください。
「システム設定」では
自動電源制御:5分 ※起動させておいて使用しない場合5分で電源が切れます。
バックライト:10秒
画面の濃さ:5
電池タイプ:Ni-MH ※エネループの場合です。
SD初期化:念のために使用する前に完全初期化をいたしました。
(つづく)
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