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2019年12月17日 (火)

ジョウビタキの課題

 気になっているけど、なかなか確かめられないことがいくつかあります。
 場所によってジョウビタキの雌と雄の出会いの頻度の違いです。私は、東京で六義園、栃木県の日光でバードウォッチングをする機会が多いのですが、この2ヶ所を比較しても雌雄の偏りがあると感じています。いずれもカウントしての比較ではなく、あくまでも個人の印象です。
 たとえば、都心の文京区にある六義園では、ジョウビタキは雌のほうが多いのです。もちろん、雄もいないわけではないのですが、ざっと印象として雌3~4羽に対して雄1くらいの割合です。現在、六義園には1羽のジョウビタキがいます。中之島を中心になわばりをかまえているのは雌です。
 それに対して、日光の所野の住宅地や大谷川の川原で会うジョウビタキは雄の方が多いのです。先週末の日光では、大谷川の川原であった2羽はいずれも雄でした。写真は、そのうちの1羽です。
 Daurian-redstart191214
  1984~1991年の六義園のセンサスデータをチェックしたら、ほぼ毎年ジョウビタキを記録しているものの雄はわずかの2例しかありませんでした。7年間ありますので、ざっと雌5:雄2で、実感に近い比率となります。
 日光では、センサスをしていないのであくまでも印象となりますが、数字的には逆となります。日光以外の東京周辺の記憶をたどると、北本自然観察公園では雄が多かったと思います。葛西臨海公園や芝川第一調節池は、5:5の印象です。観察記録と写真記録をざっと見た感じです。ただ、写真記録はきれいな雄のほうが熱心に撮っていますので、あくまで参考です。
 なぜ、都心に雌が多く郊外から地方は雄が多いのか。勝手に推測します。
 実は、雌が強く暖かくて食べ物の多い都会を占領しているためで、雄は追い出されて都心に入ってこられないというのはいかがでしょうか。
 もう一つ考えられるのは、警戒心の薄い雌が人の多い都心でも生活できるけれど、警戒心の強い雄は入ってこられないということも考えられます。というのも、六義園と日光では、ジョウビタキとの距離に違いがあります。日光で出会うジョウビタキは雌雄に関わらず警戒心が強く近づかせてくれません。また、六義園で見られる雄は近くまでやってきてくれます。
 などなど、まだいろいろな推論が考えられると思いますが、ご参考にしてください。
 ということで、日本野鳥の会では「見つけて!”ジョウビタキ”」キャンペーンがはじまりました。URLです。
   https://www.wbsj.org/activity/event/dr-campaign-201912/
  ジョウビタキを探して、寄付をすると可愛いジョウビタキのバッチがもらえます。ジョウビタキ好き、ピンバッチ好きにはたまらないキャンペーンです。
 私は、ジョウビタキの声紋表示で協力いたしました。ちなみに、動く声紋です。是非ご覧ください。

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