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2020年1月 5日 (日)

ひさびさのトモエガモ-六義園

 トモエガモとの最初の出会いは、1975年頃に訪れた石川県河北潟でした。
 その時の写真です。

 Baikal-teal1
 おそらく2,000羽はいたと思いますが、写真はその一部です。
 初見ですから地元の方に教えてもらって、トモエガモとわかりました。その頃の河北潟は広くて、カモのいるところは近づけませんでした。そのため、この時はトモエガモの巴模様を見ることができませんでした。これは10月頃のこと、まだ多くがエクリプスのため、いずれにしても巴模様は見えなかったと思います。
 その後も各地の湖沼でトモエガモに出会いましたが、いずれも遠くて充実感の乏しい出会いばかり。しっかりと巴模様を見たのは、不忍池でのことだったでしょうか。
 そのトモエガモが、去年の12月16日から1月2日まで六義園に滞在してくれました。それも番での飛来です。
 六義園の過去のデータを見ると、1976年2月1日の雄1羽が最初の記録です。なんと、この記録は現在日本野鳥の会理事長の遠藤孝一さんが学生時代に六義園に訪れて見たものです。
 それ以降、1980年12月7日雄1羽、寺島旭さん。1984年3月4日雄1羽、寺島旭さん。1984年12月22日多少エクリプス羽が残っている雄1羽が私の記録です。寺島さんも私も、あっと言う間に飛び去ってしまい、じっくりと観察することはできませんでした。
 これ以降、ブログ記事にした雌が、2011年11月9日に飛来しています。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2011/11/post-a433.html
 これも、滞在時間は数時間。あっと言う間にいなくなりました。いずれにしても、六義園で巴模様をしっかりと見たことはありませんでした。
 それが、今回のように半月も滞在し、繁殖羽の雄が番で見られるのは初めてのことです。12月16日、はじめに見つけたのはSさん、おかげで常連さん全員で見ることができました。このとき、距離を置いていた雌雄、雄が近づくと雌が離れ、雌が近づくと雄が離れるといった恋のかけひきがとてもおもしろかったです。それが、1週間もすると並んでいることが多くなりました。
Baikal-teal191223
 日本の巴模様は、水の渦巻く様子が由来だとか。水鳥のトモエガモだけに、巴模様がよく似合っていました。

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コメント

野鳥の会から発売されている野鳥の声のCDのような企画ものでSACD又はハイレゾ音源(96kHz,24bitなど)は有りませんか。自然音には20kHz以上の非可聴音が豊富です。使用されている録音機器にもハイレゾ録音が可能な機種が有ると思います。高性能なマイクロフォンと組み合わせればハイレゾでの自然音録音は十分可能な時代だと思います。いかがでしょうか。

大木伸昭様
 今のところ、野鳥のSACDで市販されているものはないではと思います。
 録音環境はハイレゾが当たり前になっていますが、再生のためのハードの普及はかなり遅れていると思います。鳥業界では、より遅れがあると思います。日本野鳥の会の会員の平均年齢を考えると、CDまでかなと思っています。まだ、カセットが現役の仲間もたくさんいます。
 私自身は、96kHz/24bitでの録音もしています。これは、鳥の鳴き声を分析するにあたり情報量が多いほうが、将来なんらかの発見があるのではないかという目的もあります。
 私は、媒体やケース、梱包でプラスチックを使うCDは、できたら使いたくありませんので、ネット配信でということも考えました。しかし、高齢者ほど形あるものを求めるので、やもうえずCDとした次第です。
 ただ今後、どんどん時代とともにソフト、ハードとも変化していくと思いますので、その時代の来るのを待っているのが実情です。

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