嘴のまわりが白いハシビロガモ-六義園
六義園の池は、くい打ち工事のために水位を下げています。
おかげで、コサギ、ダイサギ、アオサギは魚を捕りやすいためか常駐しています。しかし、カモたちの数が少なくなっています。
その少なくなったハシビロガモのなかに嘴のまわりが白いものがいました。
ハシビロガモは他のカモに比べてエクリプスの期間が長く、まだお腹の白いところに斑点のようにエクリプス羽が残っているものがいます。また、幼鳥と思われるものは全体に茶色のエクリプスであるものもいて、さまざまです。
この嘴のまわりが白いものは、頭が黒く見えることと嘴が黒いことで雄であることは間違いないと思います。画像検索すると、このように嘴のまわりが白いものがいます。ただし、もっと幅が狭く、これほどまで白いタイプのものを見つけることはできませんでした。
このような状態のものをエクリプスから生殖羽への移行の途中ということで、サブエクリプスと言うようです。生殖羽への移行が遅いので、去年生まれの幼鳥の可能性が高いと思いますが、この白い部分がいずれには消えるのでしょう。
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