クマはぎがすごい-日光
先日、録音機を置いた近くのスギ林です。
まるでバナナの皮をむいたように、スギの皮がはがされています。
ツキノワグマの仕業だと思います。春になってスギの木が樹液を吸い上げるようになると甘みがあるために皮をはいで、なめたりかじったりします。たいした量を食べられないためか、一帯のスギの皮が剥がされていました。この周辺、数10mの間で10本はやられていました。
まだ、木肌が白く見えますので、ここ数週間の間にツキノワグマがここにいたことになります。ただ、はがされている部分が低いため、まだ小さなクマだと思います。右奥は、上の方まではがされていますが、ばさっとはがれてしまった感じでクマ自体は小さいのではと思います。それとも2頭いたのでしょうか。
また、クマがはいだ後にシカがかじっているようで、シカらしい歯形が下の方についています。
ここは、日光連山に向かって最後の別荘があるところです。この先から野生の世界、この手前が人間の世界です。本来、クマはぎはもう少し山奥にあるはずですが、このところ野生と人の世界の境界が曖昧になり、人家の近くでも見られるようになりました。
« 不明の鳴き声-日光・追記あり | トップページ | 地鳴きからさえずりに-六義園のウグイス »
「観察記録」カテゴリの記事
- 新年おめでとうございます(2025.01.11)
- 戦場ヶ原に冬が来ました(2024.12.28)
- 伊豆沼のガン(2024.12.10)
- 冬のルリビタキ(2024.11.26)
- 秋の深まり(2024.11.10)
コメント