昔あったことー野犬の群れ
昔あったバードウォッチング中の危険なことに、野犬との遭遇がありました。
ネガのスキャン作業で、出てきた小櫃川河口で遭遇した野犬です。1973年とメモには、あります。
こちらは、造成中の葛西臨海公園での野犬です。現在の西なぎさに渡る橋の付近ではないかと思います。1973年5月3日となっています。
蒲谷鶴彦さんは「高尾山に行ったときに30匹くらいの野犬がゾロゾロ出てきて、あのときは本当に怖かった」と『放送レポート』(1992・7/8月号)のインタビューで語っています。1960年代のことではないかと思います。
写真にはありませんが、私も現在の谷津干潟自然観察センターのあたりの埋め立て地で、20匹くらいの野犬に囲まれてことがあります。1970年代です。もちろんセンターはまだなく、一面の砂漠のような造成地が広がっていました。その砂の飛散防止のために高さ1.5mくらいのネットが護岸に沿って張られていました。そのネットを張るための杭に登って、犬たちがいなくなるのをひたすら待ったことがあります。
バードウォッチングをはじめたばかりの1960年代頃は、板橋区付近の荒川河川敷がホームグラウンドでしたから野犬の群れとはよく会いました。だいたい早めに見つけて、野犬のコースを読んで回避していました。しかし、谷津干潟のときはシギチドリの数を数えるのに夢中になっていて、野犬の群れの接近に気が付きませんでした。
なんだかあたりの気配が騒がしいと思ってプロミナーから目をはずすと、すぐそばに大きなイヌがいてびっくり。私は、イヌの群れの中にいましました。刺激しないようにそっと近くの杭に登ったと記憶しています。あとは、三脚にマーキングするなよなと願ったものです。
昔のフィルムのスキャンは、作業をしながらいろいろ思いだし効率が悪いです。しかし、ぼけ防止には良いかもしれません。
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