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2020年6月21日 (日)

『Raven Liteを用いた鳥声分析入門』

  日本鳥学会では、鳴き声関連の発表が多くなりました。パワポで使われている声紋を見ますと、アプリはRavenを使っている方をお見受けします。
 先日、アマゾンでいろいろ検索していたら『Raven Liteを用いた鳥声分析入門』(石井直樹・自費出版)という本が出版されることがわかりました。さっそく、予約して入手しました。
Raven1
 Ravenは、ワタリガラスのこと。それだけに、鳥の分析には使えることになります。また、仲間内ではAudacityと並んで無料の音声解析ソフトとして知られていると思います。
 1980年代に蒲谷鶴彦さんが購入した声紋解析の機械は数100万円、小さな机くらいのサイズがあり、分析できるのはわずか10秒ほどでした。私が録音をはじめた頃も、音関係のソフトは100万円の時代で、スタジオとセットになっている仕様でした。それが、今やタダ。自宅のラップトップでも分析できるようになったのですから、これは分析を楽しむしかありません。
 私もときどきこれらのソフトを使うことがありますが、使い込んではいません。それだけに知らないことが多く書かれていて、たいへん勉強になりました。また、Ravenで何ができるのか基本が書かれているので、音声解析とは何かを知ることができます。とくに、声紋の表示から分析の方法、またそこから何がわかるのかなど、詳しく書かれています。この他、簡単な編集方法も解説されています。
 また、有料(50ドル)のRaven Proには「鳴き声の自動検出」という機能があるとのことで、どれだけ有効なのか気になりました。
 いずれにしても、録音機が1万円の時代です。無料の音声分析ソフトとセットで、野鳥の鳴き声の世界をより深めていただきたいと思います。そして、より野鳥の鳴き声を楽しめる本だと思いました。

 アマゾンのURLです。
https://www.amazon.co.jp/Raven-Lite%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E9%B3%A5%E5%A3%B0%E5%88%86%E6%9E%90%E5%85%A5%E9%96%80-%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%9B%B4%E6%A8%B9/dp/B086Y5PBDK/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E9%B3%A5%E5%A3%B0%E5%88%86%E6%9E%90&qid=1592738484&s=books&sr=1-1

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コメント

松田様
拙著のご購入・ご紹介ありがとうございます。
同書で、「オーストラリアのPalumaで囀っていた鳥」の声紋を紹介しました(p.80)が、この鳥は「ハバシニワシドリ」であることを、ケアンズ在住の鳥見案内人である松井淳さんに教わりました。 念のため、お知らせします。

石井直樹様
 コメント、ありがとうございます。
 松井さんとは心強いです。一度、仕事したことがありますが、たよりになります。
 ブログ記事は、Facebookとリンクさせていますが、今までなくコメントが付きました。少なくとも4冊は買ったという方がいて、少しはお役に立てたようです。

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