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2020年7月21日 (火)

幼鳥の鳴き声の録音

 カミさんが戦場ヶ原で、カケスの幼鳥の鳴き声を録音してきました。
 YAMAHA W24で録音、ボリュームのアップ、600Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 ネコのような鳴き声は、ホシガラスの幼鳥の鳴き声に似ています。カケスの姿を確認しているのでカケスで間違いありませんが、雰囲気の似た声です。鳴き声からだけですが、カラス属よりカケス属とホシガラス属のほうが近いのかもしれません。
 日光にはカケスが多く録音もあるのですが、うかつにも幼鳥の鳴き声は録音していませんでした。
 ところで、野鳥録音をし始めて成鳥と幼鳥では鳴き声が違うことがけっこうあることに気が付きました。しかし、幼鳥の鳴き声まで図鑑に書いてあることはまずありません。市販のCDもさえずりが中心で、地鳴きはもとより幼鳥まで収録されているものは限られています。そのため、識別に困りますし、この季節の問い合わせは幼鳥が鳴き声がときおり寄せられます。
 録音仲間の努力のかいもあって、フクロウ、トラフズク、オオコノハズク、コノハズクなどのフクロウ系の幼鳥の鳴き声の多くは解明されました。同じように姿の確認のしづらいヨシ原の鳥は難題です。たとえば、ヨシゴイは3日がかりのうえTさんに助っ人をたのんで確認することができました。この他、サンカノゴイやミゾゴイ、あるいはクイナ、ヒクイナの幼鳥の声は未確認です。また、幼鳥の鳴き声も成長段階によって違ってくると思います。調べれば、けっこう奥が深い課題だと思います。
 幼鳥の鳴き声は一年を通じてみれば、わずか1、2ヶ月間だけ通用する鳴き方です。しかし、幼鳥の鳴き声が記録されるということは繁殖の確認につながるのですから、もっと注目されるべきでしょう。
 幼鳥の鳴き声が楽しめるのは、今だけです。

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コメント

松田様

ヒヨドリ幼鳥に続き、カケス幼鳥の声をアップして頂き、大変参考になりました。
今後も色々な幼鳥の声をアップして頂ける機会があることを楽しみにしております。

昨日(7月22日)、埼玉県内の平野部で、ウグイス幼鳥(眉班が薄く、嘴が全体的に黄色)が小さな声で地鳴きをしていました。

NHK ダーウィンが来た「東京・奥多摩の大自然 夏限定の・・」(2018年11月25日放送)の中で、ミゾゴイの幼鳥が面白い動作をしながら声を出して餌をねだっているシーンがありました。
                        コムクドリ

コムクドリ様
 ウグイスの幼鳥の鳴き声、ご報告ありがとうございます。
 私も一度ですが、聞き録音することができました。
 親鳥といっしょにいましたので、親との交信の意味だと思います。笹鳴きより鋭さがあって「ジュルル」という連続音があるのが、特徴だと思いました。
 ミゾゴイの行動は、面白かったですね。雛の数の多く見せるのはジュウイチで見つかり、それを参考にした説ですが、検証するのが難しいのですね。

松田道生様、

大変遅い投稿ですみません。カケスの幼鳥の声、大変興味深く拝聴いたしました。また、幼鳥の声の聞き分けが繁殖の確認に繋がるという視点、言われてみれば当たり前の事なのですが、今まで私の中で欠落していた考えで、勉強させていただきました。ありがとうございます。夏の山間でヒガラの幼鳥が出てきたことがありますが、声をしっかり聞いてシジュウカラとの違いを認識しておけばよかったと、今頃に反省です。

動物園で繁殖した鳥の情報を入った時に禽舎前で巣立ち後の様子を観察していれば、声が聞かれることもあるかもしれないので、フィールドに限らずいろんな場面で声の確認をしてみたいと思います。

神戸宇孝様
 どうぞコメントは、いつでも歓迎です。遅くなってもトップに表示されますので、見落とすことはありませんのでご安心ください。
 幼鳥の鳴き声、意外と奥が深いというか知られていないことが多くて苦労します。それだけに発見もある世界だと思いますので、楽しいです。
 発見したら情報発信していただければ、さらに新しい知見につながると思います。

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