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2020年11月 5日 (木)

青空のもとバードウォッチング-舎人公園

 考えてみたら舎人公園は、冬の北風の寒い時と夏の溶けるような暑さのときにしか行っていませんでした。今日のような、すがすがしい天気の時に訪れたことはなかったことに気が付きました。それにしても、家で仕事をしていられていない良い天気、広い青空を見ているだけでも心が洗われる感じです。

 Toneripark2011051
 その上、舎人公園は家からもっとも密を避けていける公園であることもわかりました。
 長い間、工事中だったサンクチュアリは、東京オリピックまで完成と聞いていましたので、どうなったのかまず見に行きました。
 「しぜんかんさつひろば」のゲートが建設され全体が柵で囲まれていました。加えて、3ヶ所の観察窓の開いた塀というか壁と鳥図鑑の案内板が設置されていました。このあたりは微妙なところで、施設がないとどこでも見ることができたのに施設ができたため観察はしづらくなってしまいました。野鳥にとっては、たえず人影がチラチラしたり長いレンズを向けられたりすることが緩和されることで安心して過ごすことができる空間ができたことになります。

Toneripark2011052

 あと、この周辺ではまだ工事は進行中で、ユンボや工事車両が稼働中。しばらくはにぎやかそうです。
 このあと、中央の池を一回りしました。まだ、カモの姿が少なくユリカモメはまだいません。オオバンとバンがいっしょに見られるのは、舎人公園ならです。バンと並ぶとオオバンがそれほど大きくないことに気が付きます。
 カミさんが遠くで、アリスイらしい声が聞こえるとのこと。ちょっと遠かったです。
 舎人公園名物の滅茶苦茶なハイブリッドガモたちが出迎えてくれます。カルガモとマガモのハイブリッドに加えて、アイガモとカルガモ、アヒルとカルガモ、これらが2代、3代と代を重ねているのですから、わけがわかりません。マガモとアヒルでは、鳴き方が微妙に違うことを経験していますが、ハイブリッドではどうなるのか課題です。
 舎人公園のハイブリッドカモたちは、見る限りマガモ系とカルガモ系なので、マガモとカルガモのDNAに違いがなく交雑が起きやすいという説になっとくできます。しかし、観察会で種の概念のない方に説明するのに苦労するハイブリットたちです。
 近くで鳴いてくれたのは、純粋なヒドリガモです。
 D100で録音。800Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。


 最初のほうは、3羽の雄が胸を合わせてケンカをしているときの声です。後半は、1羽が声を張り上げていました。ときどき聞こえる濁った声は、雌の鳴き声です。 
 ヒドリガモたちの鳴き声が澄んだ秋空に響く舎人公園の雰囲気が伝われば幸いです。

 

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