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2020年12月23日 (水)

日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第27集」

 日本野鳥の会神奈川支部から研究論文集「BINOS 第27集」をいただきました。毎年お送りいただくばかりで、申しわけございません。
 今年も内容は豊作で、論文2編、観察記録7編、調査記録4編、保護記録2編が収録されています。この他、神奈川支部の行事や活動報告もあります。A4版136ページになりました。

Binos2020
 いちばんショックというか、びっくりしたのが、八木茂さんの丹沢におけるリュウキュウサンショウクイの繁殖記録です。それも、単に繁殖期に見たというのではなく、巣立ちまで観察しての報告です。リュウキュウサンショウクイは、せいぜい九州南部までがついこの間までの繁殖分布の北限で、私は奄美大島で録音することができました。本州での繁殖期の観察記録はあるもののここまで確認された繁殖記録は始めてです。
 私は、過去に録音したサンショウクイの音源の確認をしなくてはなりませんし、これからサンショウクイが鳴いていたら、リュウキュウサンショウクイかどうかの確認も必要になりました。また、いつ日光にやってくるのか、ある意味楽しみです。
 録音関連では、神戸宇孝さんと麻生千晶さんのデジカメで撮影した音声から、オオセッカの存在を確認できたという報告です。実際の音声を聞かせてもらいましたが、間違いなくオオセッカでした。昔は、録音するためには録音機が必要でしたが、今やスマホからデジカメまで録音機能があるので、まずはそれで録音してみようと野鳥録音の入門では言ってます。それを実践してくれた上に、オオセッカをゲットできたのですから、今後の好例として引用されていただきます。
 などなど、あとはお買いもとめいただき、じっくりと勉強していただければと思います。
 下記サイトで、より詳しい内容がアップされています。さらに、入手方法もアップされていますので、ぜひお買い求めいただければと思います。
 https://kanagawashibu002.blogspot.com/2020/12/binosvol272020.html

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