« ホンセイインコのつぶやき-駒込 | トップページ | 日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第27集」 »

2020年12月13日 (日)

くちばし全体がオレンジ色のマガモ雌-六義園

  六義園の紅葉がピークを迎えています。予約による入場制限も今日までとなりました。
 今年の冬は、ライトアップがないため小鳥の姿は多いように感じます。
 池のカモたちも、のんびりとしていました。
 千鳥橋の周辺にマガモが数羽が集まっていました。よく見ると、くちばしの色に違和感のある雌が1羽いました。くちばし全体が、ほぼオレンジ色をしていました。
 雄の今年生まれの幼鳥のなかには身体の色が雌で、くちばしが黄色いタイプが見られます。しかし、この雌は雄の黄色のくちばしとは違って、赤みのあるオレンジ色をしています。本来の雌のくちばしの縁の色が、全体にひろがっている感じです。
 写真奥の雌は、本来のくちばしの模様のパターンをしてます。
P1110244
 5年ほど前にも六義園で見つけていて記事にしていました。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2016/01/post-81f2.html
 前回のマガモの雌と比べてみると、くちばしのパターンはよく似ていますが、2016年のものは身体の色が黒く見え、今回のもの比較して白っぽく見えます。5年たっていることと、身体の色から別のマガモだと思われます。
 マガモは、人に飼われて身体の模様に変化のあるアヒルやアイガモと交雑を繰り返していることでしょう。その影響の可能性があるのかもしれません。
 いずれにしても、個体識別ができるので六義園のマガモの動向を知るのに便利になると思います。

« ホンセイインコのつぶやき-駒込 | トップページ | 日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第27集」 »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ホンセイインコのつぶやき-駒込 | トップページ | 日本野鳥の会神奈川支部の「BINOS 第27集」 »