シマアオジを守ろうキャンペーン-日本野鳥の会
1年ほど前に、カワセミをろくに見ていないのにカワセミで寄付を集めることになった日本野鳥の会のT田さんに六義園でカワセミを見せることができました。そのときのエピソードです。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2019/12/post-578896.html
そのT田さんから次なる課題は、シマアオジの保護のためキャンペーンに協力してほしいとのことでした。もちろん、T田さんはシマアオジを見たことも聞いたこともありません。今や小鳥のトキと言われるほど減少してしまったシマアオジなので、カワセミのように気軽に見せることはできません。
シマアオジは、1970年代にはごく普通にいました。春国岱の海辺の道を歩くとノゴマとシマアオジが交互に現れて、ハマナスの花の上でさえずっていたものです。その頃、サロマ湖畔、石狩川の河口などにも行きましたが、北海道のホオジロという感じで出会うことができたのです。今では、道北のサロベツ原野でかろうじて見られる程度に減ってしまいました。そのため、サロベツに行くとシマアオジ狙いの野鳥カメラマンに何人も出会いました。しかし、鳴き声の記録は少なく、北海道の太平洋側と日本海側では鳴き方が違うのではないかという説の検証ができないほどです。
ということで、シマアオジの魅力を広く知ってもらうためにYouTubeに動画をアップしたい、ついてはシマアオジの鳴き声を画面に合わせて作って欲しいとの希望でした。動画部分は、大橋弘一さんの写真を中心に2分ていどの構成です。
音声のほうは、音楽もナレーションも入れないで環境音とシマアオジさえずりだけで画面と合わせるという、けっこうきびしい課題です。2分なのでなんとかなるかと思いましたが、短いだけに秒単位でのタイミングを合わせなくてはならず、本来ならばスタジオで行う作業をコンピュータでコツコツと作るということになりました。
できあがったのが、次の動画です。
特設ページが昨日より公開されています。トップのページの動画はアップされていますので、ご覧いただければと思います。
https://www.wbsj.org/lp/birdmate/
また、バードメイトに1口1,000円の寄付をいただくとお礼に、シマアオジのピンバッジがプレゼントされます。シマアオジのイラストは武藤修さんです。
私もいただきましたので、さっそく紺ブレにつけてみました。
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