早春の音-ヒガラ
早春の鳴き声の続きです。
ヒガラのさえずりです。20日、早朝のタイマー録音に入っていた録りたての音です。
昨日、書いたようにヒガラのさえずりの期間はとても長いのです。しかし、なかなか良い録音が録れません。実はコガラ、メジロ、そしてヒガラといった小さな鳥たちは、鳴き声も小さいのです。たぶんバードウォッチングをしていて、これらの鳥の鳴き声を聞いても声が小さいとは気が付かないと思います。好きな鳥の鳴き声ですから、脳が増幅して聞いてくれるので大きく聞こえてしまうのです。しかし、録音していると声量がないことに気が付きます。ようするに近くで鳴いてくれないと、クリアな音になりません。
録音をはじめた頃、ヒガラが鳴いている木の下にそっと近づいて録音したことがあります。しかし、それでも大きく録れませんでした。その上、私の気配を察し数声で鳴きやんでしまいました。おそらく私とヒガラとの距離は、10mも離れていなかったと思うのですが、小さな音にしかなりませんでした。
今回のタイマー録音に入っていた音は、そのときより大きく入っています。10m以内、録音機を置いた木の梢にとまって鳴いていたのでしょうか。いずれにしても、まずまずの録音になりました。
YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、2,000Hz以下のノイズの軽減をしています。
ヒガラの早口のさえずりとキジバトののんびりとした鳴き声、この対比が面白い音の風景になってくれました。
こうした早口のヒガラのさえずりを聞くと「春がどんどん過ぎていく、急いで仕事しろ」といわれているようで気がせいてしまいます。
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