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2021年3月 1日 (月)

きれいな声紋の主は-日光

 タイマー録音の楽しみのひとつが、不明な鳥の声が録れること。不明な鳥の鳴き声の謎解きも楽しみです。また、音源をチェックしていると思わぬ美しい声紋が表示されることがあります。見たこともないようなきれいなパターンに巡り合うとどんな声なのか、なんという鳥なのか興味はつきません。
 今回、見つけたのは次のような声紋です。

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 音声は下記のようです。TASCAM DR-05で録音。ボリュームの増幅2,000Hz以下のノイズのカット、ノイズリダクションをかけています。


 環境は、日光市街地に近い里山、スギ林と広葉樹の林がパッチ状に広がっています。時刻は、午前6時55分。明るくなっている時間帯です。鳴き声は3.5秒間、この間に16回の音があります。メインの音は8,500Hzですから、かなり高音です。倍音が18,000Hzあたりにうっすらとあります。カタカナで書けば「チチチチ」としか書きようがありませんが、表現の難しい音です。
 なお、エナガの鳴き声が後ろのほうでかぶっているので、ご注意ください。
 この鳴き声の前後では、鳥はほとんど鳴いていませんでした。14分前にセグロセキレイが一声、さえずっているだけです。
 このあと、エナガの声がより近くになり、1分30秒後から18分にわたりさかんに鳴いていました。ひょっとすると録音機を置いた近くで巣作りをしているのかもしれません。
 まず可能性としては、このエナガが考えられます。しかし、この後の18分にわたる鳴き声のなかに、このパターンが一声もないのです。想像すると、一声鳴いたらエナガの巣の近くだったため、エナガに追い払われたというシーンではないかと思います。
 コガラなどのように、鳥によっては早春特有の鳴き方をするものがいます。いずれにしても、夏鳥が来る前にまだまだ楽しみはつきません

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コメント

連投失礼します。一番大きく聞こえている声はコゲラだと思います。春によく聞きます。別の声を指しておられるのだとしたらすみません。

タムラ様
 私もコゲラがあやしいと思います。ただ、いつもだと何度か鳴いてくれるのですが、この声が1声あるだけでコゲラらしくない鳴き方だと思いました。

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