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2021年4月

2021年4月30日 (金)

ツバメの録音の試み-日光

 野鳥録音で、いちばん録音の難しい鳥は?
 私は、ツバメだと思っています。身近な鳥でありながら、なかなか思うように録音できません。ツバメは、コロニーぽい繁殖のしかたをするのでなわばり宣言でさえずることが少ないのです。いつもさえずっているように思いますが、意外と少ないのです。それ以前に、人間依存の鳥のため人為的なノイズが多い環境にいます。このノイズをいかに避けるかが課題となります。今までの録音で満足できたのは、新潟県粟島の集落でのツバメです。それでも、遠い車の音、人声などのノイズが録音されていました。これらを削除して音として成り立たせることができました。
 今回、日光のJR日光駅の近く施設でツバメが巣作りをしているのを見つけました。まだ、制作中で5、6羽のツバメが出入りしていました。多くて3ヶ所で巣ができそうです。これに加えて、イワツバメが2個の巣をつくっていました。
 巣のそばならば鳴くだろうと思いました。また、タイマー録音を仕掛ければ、車通りの少ない早朝のノイズの少ない状態で録音できるかもしれないと考えました。
 さて、録音機をどこに置いたら良いか、かなり悩みました。人通りが少ないと言えゼロではありません。駅前のオープンな施設なのですから、録音機を隠すところがないのです。
 巣のあるところから20mは離れますが、植え込みがありましたので、このなかに置くことにしました。少なくとも設置は、暗くなってからと午後9時に置きに行きました。そして、午前4時からタイマー録音を行い7時に回収しました。
  ツバメはもう4時には鳴いていました。録音以前から鳴いていた可能性があり、かなり早起きです。最初に車が通ったのは、4時30分でそれまで人為的なノイズはありません。ただ、風が強かったようで、風音を削除しなくてはなりませんでした。
 YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 夜明け前の鳴き始めたばかりの頃の鳴き声です。にぎやかすぎて癒やされる音になりませんでした。しかし、このあとウグイス、キジ、コジュケイなどが遠くで鳴いてくれ日光らしい音になっています。
 あまり鳴かないと思っていたツバメですが、日の出前にはかなりにぎやかに鳴いていることがわかりました。この日の日の出前の時刻は4時30分ですから、日の出30分からのゴールデンタイムは、ツバメにも通用いたしました。

2021年4月29日 (木)

本格的な小鳥のコーラス-日光

 雨と大型連休に追われて、日光から帰ってまいりました。
 今回、感じたのはここ1週間による夏の鳥たちの変化です。
 環境は別荘地と雑木林、標高700mほどのところです。
 先週は、オオルリ、クロツグミが美声どころ。サンショウクイ、コサメビタキが地味ながら無くてはならない初夏の鳴き声といった感じで鳴いていました。
 ところが今回わずか7日の違いで、キビタキ、センダイムシクイ、アカハラと言ったさえずりが目立つ鳥が加わって、ツツドリ、ヤブサメ、ビンズイが鳴いていました。
  これに、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、イカル、エナガ、キジバト、カケス、ヒヨドリといった留鳥たちの鳴き声もあって、コーラスにいっそうの厚味が増していました。ここ1週間で、わーっといっせいに鳥たちが渡って来た感じです。、
 ほんの一部ですが、アップしておきます。
 TASCAM DR-05でタイマー録音。1,500Hz以下のノイズの軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。

 この50秒ほどのなかに、シジュウカラ、メジロ、アカハラ、センダイムシクイ、ヤマガラのさえずり。キビタキとクロツグミかアカハラの地鳴きが入っています。
 これらのコーラスが始まったのは、午前4時30分。日の出時間は4時50分ですから、20分前にゴールデンタイムがはじまり、日の出時間にピークになっていました。まだ、日の出時間が遅いので2時起きをしなくて3時半起きくらいで間に合いそうな季節です。
 次回は早起きをして生のコーラスを聞こうと決意をさせる鳥たちのコーラスでした。

2021年4月27日 (火)

見つかった録音機に入っていたクロツグミ-日光

 じつは、先日の日光でのタイマー録音で、YAMAHA W24が見つからなくなりました。いつものお気に入りの雑木林で岩陰に置いたつもりなのですが、翌日に回収に行くと見つかりません。いくら探してもないのです。この日の朝は風が強く、風に吹き寄せられた枯れ葉が録音機に積もって見つけられないのではないかと思いました。そのため、枯れ葉を掻き分けて探したのですが、みつかりません。
 翌日、たまたま日光の自然仲間のE村さんにその話をしたら、雑木林にいっしょに行って探してくれました。しかし、見つけることができません。タヌキやテンのいるところなので、ケモノに持って行かれたのかもしれません。山菜の季節でもありますので、いつもは入らない森のなかを人が歩いていることもあります。そのため、人に持って行かれた可能性もあります。これで、無くしたのは3台目、これもネタになるなあとあきらめました。
 ところが昨日、E村さんからLINEで「例のブツ、無事発見されました」との連絡をもらいました。さっそく確認すると「同じ場所で録音しようと、録音機を置きに行ったらみつかりました」とのこと。なんとも、うれしい限りです。ありがたいことに、レターパックで送ってくれ本日、到着いたしました。
 タイマー録音の設定が「毎日」にしてありましたので、午前4時~7時、3日間録音されていました。そのなかにクロツグミとオオルリが近くで鳴いてくれ、素晴らしいさえずりが録音されていました。
 YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 渡って来たばかりの雄は、なわばりをまもり雌を呼ぶために懸命にさえずります。まさに、力いっぱいさえずるクロツグミを見事にとらえてくれました。
 以前、この場所にいたクロツグミは「いいですよ」がよく入っていました。その「いいですよ」が少し残っているのが面白いです。
 E村さん、ありがとうございました。

2021年4月26日 (月)

シュレーゲルアオガエルと鐘の音-日光

 日光植物園は冬の間は閉園、4月15日から開園しています。以前、開園そうそうに行ったら積雪がありました。4月下旬の観察会でも雪が降ったことがあります。雪の間からミズバショウが顔を出しているというのが、この季節の風景です。
 ところが、先日の植物園はサクラが満開、新緑が目にまぶしい風景が広がっていました。以前ならば、連休後半の雰囲気です。季節が、半月早く進行している感じです。
 池では、シュレーゲルアオガエルがにぎやかに鳴いていました。いつも鳴いて簡単に録音できそうなのですが、いざ録音機を置くと警戒して鳴きやんでしまいます。そのため、腰をすえてじっくりと構えないと鳴いてくれません。
 鳴くのを待っているとちょうど正午になり、輪王寺の梵鐘の音が聞こえてきました。おかげで日光らしい音になりました。
 PCM-D100で録音。録音ボリュームを少し下げています。100Hz以下の低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 

2021年4月25日 (日)

ヒガラの音圧-日光

 何度もネタにしているように、加齢とともに耳が遠くなってきています。4,000Hz以上の音は聞こえないことが多く、かなりの鳥の声が聞こえなくなっているはずです。
 先日、日光の雑木林の道を歩いていると、何かを感じました。身体に軽く当たる風のような感覚がありました。はっきりとはしませんが、音のようにも感じました。そのため、不思議な感覚の元のモミの木に録音機を向けて録音してみました。
 録音は、6分10秒ほど。じっと、その感覚がなくなるのを待って録音停止しました。
 あとで、音源を聞くとヒガラのさえずりでした。声紋を見ると、ヒガラのさえずりの一番低いところが4,000Hzで、私には聞こえるはずのない音以上で鳴いていたことになります。しかし、身体は感じたことになります。
 モミの木は30mほどの高さがあります。そのモミの木から20mは離れているところいたのですから少なくとも30m、遠ければ40mは離れていたと思います。ヒガラは身体はスズメの半分もあるでしょうか。その喉にある鳴管は、ほんの小指の先ほどの大きさもないはずです。その鳴管を震わせるだけで、私が身体で感じるほどの空気の圧力を作りだすことができるものなのでしょうか。それとも、さえずりの低い音の部分だけが聞こえて、不思議な感覚と勘違いしたのでしょうか。
 PCM-D100で録音。ボリュームの増幅、4,000Hz以下のノイズの軽減、さえずりとさえずりの間を詰めています。

 現場では、このさえずりは聞こえませんでした。
 録音された6分10秒のうち、4分ほどでさえずりは終わっています。ですから、不思議な感覚がなくなったことも感じることができたことになります。

2021年4月24日 (土)

夏鳥到来。クロツグミとオオルリの合唱-日光

 日光でもっとも渡来の早い夏鳥は、イワツバメです。もう1ヶ月前ほどにやって来ています。この他の本格的な夏鳥の渡来は、連休前後となります。
 今回、サンショウクイ、コサメビタキ、アマツバメを姿で、クロツグミ、オオルリを録音で確認することができました。キビタキ、センダイムシクイと言った常連の夏鳥たちはまだ到着していないか、少なくて出会えなかったことになります。
 では、いつものお気に入りの雑木林に置いた録音機に入っていたクロツグミとオオルリの掛け合いというか合唱です。
 YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減。ノイズリダクションをかけています。 

 まだ、さえずりの回数も少なく継続時間も短いさえずりでした。
 それでも、これから始まる彼らの季節を謳歌している歌声です。
 いよいよ野鳥録音の最高の季節が始まりました。

2021年4月23日 (金)

ツグミのさえずり-日光

  そろそろ夏鳥たちのさえずりが録れるのではないかと日光に行って来ました。
 ところが霧降高原に仕掛けたタイマー録音には、冬鳥のツグミの鳴き声が入っていました。貴重な渡り前の鳴き声が録れました。
 YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、実はヤブサメが良く鳴いていましたので、7,000Hz以上の高音域のカット、低音ノイズの1,500Hz以下の軽減、ノイズリダクションを強めにかけています。

 ルリビタキ、ウグイス、ゴジュウカラと混じっている上、遠くで鳴いているので聞きにくいかもしれません。ときどき、地鳴きを交えて鳴いています。どうも今まで録音したツグミのさえずりは、合間に地鳴きが入っています。これが特徴なのかもしれません。
 ツグミのさえずりが録れるのではないかと新潟県粟島には春だけで4回も通ったのに、身近な日光で録音できるとは。野鳥とのつきあいとは、このようなことがあるのですから面白くてやめられません。

2021年4月17日 (土)

『オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ』-ご紹介

 Birder Special『オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ』が届きました。
Book210417
 実は、依頼があって原稿と音源を納品したのは、1年以上も前のことです。コロナ禍のなか、てっきりボツになったと思っていたら、とてもきれいな本ができあがって送られて来てびっくりです。
 オオルリ、キビタキ、サンコウチョウとも、いずれ劣らぬ色も形もきれいな鳥たちですから、どう撮ってもきれいにきまっています。それをこの鳥たちの魅力を知り尽くしたカメラマンの方々が取り組んでいるのですから、見応えのある本になっています。
 また、それぞれの鳥の基本的な情報もていねいに解説されていますので、初心者にもわかりやすい内容です。加えて、現場の研究者からの最新報告もあって、ベテランのネタ仕込みになります。
 私は、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウについての鳴き声についてのエッセイ、エピソードを寄せています。合わせて、お読みいただければ幸いです。
  この季節、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウを迎えるために、ぜひ読んでおいて欲しい本です。

アマゾンのURLです。
 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6-BIRDER%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-BIRDER%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4829975105/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%80%81%E3%82%AD%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%AD%E3%80%81%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6&qid=1618646011&s=books&sr=1-1

2021年4月15日 (木)

W24とDR-05のケース

 コロナ禍とは言え、夏鳥は渡ってきますし、さえずってくれます。そのための準備もしなくなてはなりません。
 タイマー録音や長時間録音の機会が多くなり、自然のなかに長時間置くことが普通になりました。雨が降らなくても山の早朝は露が降りて、置いた機材がしめっぽくなります。天気予報にはない霧とも小雨ともつかないガスに見舞われ、しっとり濡れてしまうこともあります。
 マイク部分はジャマーでカバーしますが、本体をどのようなケースに入れるか、けっこう悩みます。私は、秋葉原のパーツ屋で見つけたパーツケースを長い間、使っていました。秋葉原事件の犯人が逃げ込んだ路地にあったパーツ屋ですが、数年前になくなってしまいました。今回、新調しようと調べたらアマゾンでありました。商品名は「ポケットケースPC-140」です。メーカーは「RING STAR」という会社です。検索すると通販各社が扱っています。現在、アマゾンでは 111円です。10個セットを買ったのですが、今見たらかえって1,806円で割高でした。
 サイズはL140×W75×H27mm。YAMAHA W24、TASCAM DR-05、OLYMPUS LS-14が入ります。
  プラスチックが厚いのと、蓋がしっかりとしまるので使いやすいです。また、販売展示用のぶら下げるタグの穴が、紐を通し固定するに使えて便利です。
 ただ、マイクの頭を出すために一辺をカットしなくてはなりません。高耐衝撃性コーポリマー樹脂使用ということで、硬くて厚いプラスチックです。そのため、NTカッターでは切れません。万能ハサミで切ったら割れてしまいました。ということで、ホットカッターがお勧めです。1,500円くらいで入手できると思います。
 ホットカッターで下の部分のみ開けるとW24用、蓋までカットするとDR-05用とLS-14用になります。なお、W24でオリジナルのスポンジ・ジャマーを使用して場合、蓋のほうもカットする必要があります。
P1110700

 今回、発泡スチールをカットしてマイクが良い状態で出るように入れてみました。写真左がDR-05、右がW24です。青く見えるのが、発泡スチロールのクッションです。クッションの固定は、両面テープで止めてあるだけですから微調整は可能です。

 P1110702

 蓋を閉めてジャマーを装着したところです。DR-05ではケースそのものにかぶせられます。W24は本体に着けて挟むようにして蓋をしています。
 夏鳥たちのさえずりを思いだしながら、こうした準備をするのも楽しいひとときです。
 コロナ退散、早く平定することを祈ります。

2021年4月14日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-5月は大巌寺高原

 本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。リモートでの参加です。
 以前、義弟といった新潟県十日市にある大巌寺高原の鳥です。5月は、日曜日が5回あるので5本録りです。
 蒲谷先生からシナリオを書く時の注意を聞いたことがあります。「ラジオは耳から言葉を聞くので、同じ音で他の意味に聞き間違えるような言葉は使わないように」という注意です。たとえば、”約50羽”は”150羽”と聞き間違えるかもしれないので”およそ50羽”と言う方が良いということになります。私は、印刷される文字原稿で生きてきたようなもの、それに加えて零細な保護団体の職員が長かったため、文字数の多い”およそ”よりつい短い”約”をつい使ってしまいます。これ以外にも、「湖畔(こはん)」は「湖のほとり」に、漢字を思い浮かべにくい「深山幽谷」は使わないことなど注意しています。それでも文字原稿とシナリオ原稿の違いは、なかなか身につきません。
 今回のシナリオで、アナウンサーの鈴木純子さんから聞かれたのは”間”を「ま」と読むか「あいだ」と読むかです。鳥のさえずりとさえずりのあいだのことで使いました。
 しばらく悩みましたが、「ま」は魔、摩、麻などいろいろな事柄に使われる音です。「あいだ」は、無理矢理「愛だ」があるかもしれませんが、耳から音が入ってきたら最初に思い浮かぶのは「間」しかないと思います。この場合は、「ま」ではなく「あいだ」と読むことにしました。
 文化放送の「朝の小鳥」の仕事をしていて、ラジオってとても言葉を大切にするメディアだと思います。

2021年5月 放送予定
  5月 2日 フクロウ
      9日 ニュウナイスズメ
     16日 キビタキ
    23日 コチドリ
      30日  サメビタキ

2021年4月13日 (火)

コゲラのドラミング-染井墓地

 六義園が休園中のため、ときどき染井墓地に足を伸ばします。
 コゲラのドラミングの音が大きく聞こえて来ました。サクラの木で、ドラミングを繰り返しています。あまりにも大きな音なので、不思議に思った散歩の人が立ち止まって木を見上げていきます。なかには、近づいてのぞき込む人もいるために、コゲラは警戒してドラミングをやめてしまうほどです。
 ようやく人通りが少なくなって、開始から終了までフルに録音することができました。この間も通行人が来ましたので、口に指を当てて「しーっ」というポーズをし頭を下げて、そっと離れてもらいました。
 録音出来たのは、6分53秒、およそ250回ドラミングを続けていました。1回のドラミングで6回くらい木を叩いていますので、合計で1,500回叩き続けていたことになります。
 TASCAM DR-05で録音、ボリュームはそのまま。500Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。

 この6分53秒のドラミングを波形表示してみました。波形からドラミングの強さがわかります。わかりやすくするためにモノラルに変換しています。

Pygmy-woodpecker210412
 開始から3分までは強弱の変化があります。ときどき別のところを叩いて、音が変わったりします。3分あたりから4分30秒までは、音の強さが安定した感じです。そして、1分ほど音が小さくなり、少し休んでいます。そして、休み終わると音の大きさが安定しているのがわかります。むしろ、だんだん音が強くなっています。そして、最後は思いっきり強く叩いて終了という感じでした。
 ドラミングをしているうちに、だんだん調子が出てきているとも思えます。乗ってきたドラミング、雌がどこかで聞いているのでしょう。

2021年4月12日 (月)

トラツグミのさえずりの練習か-六義園

 去年は、4月16日にトラツグミが良く鳴いてくれました。
  http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2020/04/post-51cda8.html

 今年も期待していたところ、一昨日の録音にそれらしい鳴き声が入っていました。音の高さは1,500Hz、トラツグミのさえずりとしては低めです。時刻は午前4時16分です。日の出時間は5時13分頃ですから、およそ1時間前のまだ暗い時刻です。
 いつものトラツグミと異なるのは、声と声の間がすごく開いているのです。このような鳴き方を聞いたことも録音したこともありません。初めてです。
 普通、声と声の間は3~5秒です。ちょうど、人がゆっくりと呼吸しているテンポで音を出します。ところが、14分30秒の間に17声鳴いているだけです。そのため、長い間で3分13秒、短いところで12秒ありました。
 以前、トラツグミの1声鳴きを報告しましたが、この1声鳴きが試し鳴きとするならば、間の開いた鳴き方はさえずりの練習といったところでしょうか。
 とりあえずアップしておきます。これは43秒の間があいています。
 TASCAM DR-05で録音。トラツグミの鳴き声の音域のみボリュームの増幅、それ以外の音域の軽減と削除、ノイズリダクションを強くかけています。

 おそらく100m程度は離れて鳴いていると思います。そのため、かなり加工をしていますので、本来のトラツグミの鳴き声と違って聞こえるかもしれません。あしからず、ご了承ください

2021年4月11日 (日)

3泊したクロツグミ-六義園

 夏鳥の鳴き声を期待して、六義園に向けてタイマー録音をしています。
 いまのところ、遠いもののシロハラのさえずりが録音されている以外、めぼしい鳥の鳴き声は録音されていません。
 先日の8日に鳴いていたクロツグミは、その後の10日の録音にも入っていました。クロツグミのさえずりは、バリエーションが豊富なだけに個性もはっきりしています。それだけに、1羽1羽を鳴き声のパターンで区分できます。
 このクロツグミは、節の間に「ピイ、チョィチョィ」という3音の特有の声を交えることが特徴です。8日にアップした音源のいちばん最初の声がそうです。これが、8日と10日どちらにもこの特有の声が入っていますので、同じクロツグミだと思います。 
 10日の録音に入っていたクロツグミです。
 TASCAM DR-05で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 そして、今日の録音には入っていませんでした。どうも、夜のうちに旅立ったようです。ということで、少なくとも六義園には3泊して翼を休めていったようです。 
   鳴き声から個体識別できると、ちょっとしたことがわかって面白いです。

 

 

2021年4月 8日 (木)

今年は早いクロツグミ-六義園

 そろそろ夏鳥が渡って行くのではないかと思い、早朝は六義園に向けてタイマー録音を仕掛けておきました。
 午前4時30分から7時30分までです。終了時間に回収するとき、遠くでツグミ系のさえずりが聞こえました。これは、幸先のよい出足です。
 3時間のチェックを今、終わりました。入っていたのは、クロツグミです。
 TASCAM DR-05で録音。ボリュームの増幅、2,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。 


 かなりしっかりしたさえずりです。ただ、おそらく200mくらい離れてた森のなかで鳴いています。距離が遠いため、増幅し加工をしていますのでクロツグミ本来のまろやかな雰囲気が損なわれています。あらかじめ、ご了承ください。
 去年は、4月24日に同じように録音されています。過去の記録では、早いもので4月 9日 (2015年)があり、遅いものでは5月14日(1995年)があります。けっこうばらつきがありますが、いずれにしてももっとも早い記録となりました。

2021年4月 4日 (日)

シロハラかアカハラ?-六義園

 3月23日の朝に六義園から聞こえて来たツグミ系のさえずりが気になっていました。
 アカハラではないけれどシロハラともつかないさえずりでした。
 その後、早朝に時間設定をしてタイマー録音をしましたが、鳴かないか鳴いても遠くてよくわかりませんでした。それをやっと昨日の朝になんとかとらえることができました。
 TASCAM DR-05で録音。1,500Hz以下の低音の軽減、鳴き声の音域のボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。

 45秒間にわたってわずか12声鳴いただけです。鳴いていた時刻は、午前5時8分です。昨日の日の出は5時22分頃、明るくなっている時刻だと思います。
  一節一節、少しずつ変化をしています。アカハラだと節の最後に「チリリ」が付くと思うのですがありません。また、シロハラだとあっても短い傾向がありますが、これもありません。この2種のいずれかと思うのです。去年の休園前の六義園では、シロハラが多くアカハラは少ないか、いないという感じでした。休園が長く季節も変化しましたので、この傾向が変わっているかもしれず、なんとも言えません。
 まだ、さえずりの回数も継続時間も短いので、本格的なさえずりではないのかもしれません。そのため、特徴がまだ現れていないのかもと思います。
 いずれにしても早く新型コロナが収まって、こうした謎の声を確認することができるようになるとよろしいのですが

2021年4月 3日 (土)

ルリビタキのさえずり-日光

 3月から4月に年度が替わったとたん、日光市内のツバメの数が目に見えて増えてきました。夏鳥の先陣をきってツバメが渡ってきたことになります。
 他の夏鳥が来る前に、南や里に下りていた漂鳥たちのチェックです。
 標高1,600mのキスゲ平に録音機を置きにいくと、ジョウビタキの雌がいました。このような高いところでジョウビタキを見たのは初めてです。警戒心がうすく近くで写真を撮らせてくれましたが、鳴いてくれませんでした。渡りの途中で、ちょっと疲れていたのかもしれません。
 また、冬鳥がいるなか漂鳥のルリビタキがいるのか心配になりましたが、遠くで数声さえずりが聞こえてたので、翌朝の録音に期待して録音機を設置します。
 YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 もうしっかりしたさえずりになっていました。
 同じように里から戻ってきたウグイスとの競演です。
 お帰りなさい。

2021年4月 2日 (金)

ウソのさえずり-日光

 久しぶりに戦場ヶ原を訪れました。
 木道が2019年の台風19号で壊れたため通行禁止になり、行くのをやめていました。開通はしたものの、昨年は新型コロナのおかげで行きそびれていました。記録を見たらなんと3年ぶりでした。
 さっそく赤沼から歩き始めると、迎えてくれたのは数羽のウソの群れでした。
 さかんに鳴いています。
 ウソ声は、「フィ、フィ」とやわらかい短い音で同じ音を繰り返して鳴く声をよく聞きます。そのいつものウソの鳴き声とは違う鳴き方です。けっこう激しい抑揚があり、節にはいくつかのパターンがあって、これを不規則に繰り返しています。
 これが、ウソのさえずりではないかと思っています。過去にも早春に聞いたり、録音していますが、ここまで近くで鳴いてくれたことはありません。国道を絶えず自動車が入って行きますが、これだけ近いと編集加工することでかなりクリアな音にすることができました。
 PCM-D100で録音。ボリュームの増幅、1,500Hz以下の低音の軽減、ヒスノイズリダクションをかけています。

 2羽の雄が鳴き合っています。
 この鳴き方を聞くことは、多くはありません。例外的には、7月14日(2009年)に富士山の5合目にある奥庭で聞き録音したことがありますが、ほとんどが早春です。いわば早春限定の鳴き方です。いずれにしても、ウソはあまりさえずらない鳥ということになります。さえずりがなぜ発達していないのか、さえずりとは何かを考えるのによい機会となる鳥です。
 久しぶりの戦場ヶ原、行けばなにか発見があります。

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