『朝の小鳥』スタジオ収録-5月は大巌寺高原
本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。リモートでの参加です。
以前、義弟といった新潟県十日市にある大巌寺高原の鳥です。5月は、日曜日が5回あるので5本録りです。
蒲谷先生からシナリオを書く時の注意を聞いたことがあります。「ラジオは耳から言葉を聞くので、同じ音で他の意味に聞き間違えるような言葉は使わないように」という注意です。たとえば、”約50羽”は”150羽”と聞き間違えるかもしれないので”およそ50羽”と言う方が良いということになります。私は、印刷される文字原稿で生きてきたようなもの、それに加えて零細な保護団体の職員が長かったため、文字数の多い”およそ”よりつい短い”約”をつい使ってしまいます。これ以外にも、「湖畔(こはん)」は「湖のほとり」に、漢字を思い浮かべにくい「深山幽谷」は使わないことなど注意しています。それでも文字原稿とシナリオ原稿の違いは、なかなか身につきません。
今回のシナリオで、アナウンサーの鈴木純子さんから聞かれたのは”間”を「ま」と読むか「あいだ」と読むかです。鳥のさえずりとさえずりのあいだのことで使いました。
しばらく悩みましたが、「ま」は魔、摩、麻などいろいろな事柄に使われる音です。「あいだ」は、無理矢理「愛だ」があるかもしれませんが、耳から音が入ってきたら最初に思い浮かぶのは「間」しかないと思います。この場合は、「ま」ではなく「あいだ」と読むことにしました。
文化放送の「朝の小鳥」の仕事をしていて、ラジオってとても言葉を大切にするメディアだと思います。
2021年5月 放送予定
5月 2日 フクロウ
9日 ニュウナイスズメ
16日 キビタキ
23日 コチドリ
30日 サメビタキ
« コゲラのドラミング-染井墓地 | トップページ | W24とDR-05のケース »
「番組・報道」カテゴリの記事
- 「朝の小鳥」70周年特別番組のお知らせ(2023.08.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録(2023.05.10)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-4月は六義園の渡り鳥(2023.03.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-3月は鳥にまつわる言い伝え(2023.02.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-2月は舎人公園(2023.01.18)
コメント