W24とDR-05のケース
コロナ禍とは言え、夏鳥は渡ってきますし、さえずってくれます。そのための準備もしなくなてはなりません。
タイマー録音や長時間録音の機会が多くなり、自然のなかに長時間置くことが普通になりました。雨が降らなくても山の早朝は露が降りて、置いた機材がしめっぽくなります。天気予報にはない霧とも小雨ともつかないガスに見舞われ、しっとり濡れてしまうこともあります。
マイク部分はジャマーでカバーしますが、本体をどのようなケースに入れるか、けっこう悩みます。私は、秋葉原のパーツ屋で見つけたパーツケースを長い間、使っていました。秋葉原事件の犯人が逃げ込んだ路地にあったパーツ屋ですが、数年前になくなってしまいました。今回、新調しようと調べたらアマゾンでありました。商品名は「ポケットケースPC-140」です。メーカーは「RING STAR」という会社です。検索すると通販各社が扱っています。現在、アマゾンでは 111円です。10個セットを買ったのですが、今見たらかえって1,806円で割高でした。
サイズはL140×W75×H27mm。YAMAHA W24、TASCAM DR-05、OLYMPUS LS-14が入ります。
プラスチックが厚いのと、蓋がしっかりとしまるので使いやすいです。また、販売展示用のぶら下げるタグの穴が、紐を通し固定するに使えて便利です。
ただ、マイクの頭を出すために一辺をカットしなくてはなりません。高耐衝撃性コーポリマー樹脂使用ということで、硬くて厚いプラスチックです。そのため、NTカッターでは切れません。万能ハサミで切ったら割れてしまいました。ということで、ホットカッターがお勧めです。1,500円くらいで入手できると思います。
ホットカッターで下の部分のみ開けるとW24用、蓋までカットするとDR-05用とLS-14用になります。なお、W24でオリジナルのスポンジ・ジャマーを使用して場合、蓋のほうもカットする必要があります。
今回、発泡スチールをカットしてマイクが良い状態で出るように入れてみました。写真左がDR-05、右がW24です。青く見えるのが、発泡スチロールのクッションです。クッションの固定は、両面テープで止めてあるだけですから微調整は可能です。
蓋を閉めてジャマーを装着したところです。DR-05ではケースそのものにかぶせられます。W24は本体に着けて挟むようにして蓋をしています。
夏鳥たちのさえずりを思いだしながら、こうした準備をするのも楽しいひとときです。
コロナ退散、早く平定することを祈ります。
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