キビタキの初めて聞いた鳴き声-日光
夜明け前録音のよいところは、鳥がとっても近いのです。まだ暗いので鳥からは見えないのか、夜明け前は行動が活発なためなのか、すぐ近くにやってきます。目の前でルリビタキがディスプレイのために脇胸のオレンジの羽毛を拡げたシーンは今でも忘れません。じっとしていると、身体の横を鳥がすり抜けていくことは何回も経験しています。
今回は、キビタキでした。まだ、薄暗い時刻でしたので、こちらが見えにくかったのか、あるいは追いかけ合うのに夢中になってのことか、1mも離れていないところに来て今まで聞いたことのない声で鳴いてくれました。
PCM-D100で録音。1,500Hz以下のノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。
雄のキビタキの鳴き声です。この雄が2羽の雌を追って目の前に来て、とまった時の声です。かなり興奮している感じで、あっと言う間にまた追いかけていきました。
じつは、この日は同時に4台の録音機でタイマー録音をしています。50m離れたところに置いた録音機にも同じような鳴き声が入っていました。どうも、キビタキがあちこちで雌を追いかけていたようです。
繁殖地に渡って来て今シーズンの伴侶を求めて懸命の行動、そのときの鳴き声なのかもしれません。さえずりと違った緊迫感のある声です。
いずれにしても、聞いたのは初めて、録音も初めての鳴き声でした。
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