キビタキ雌の長い地鳴き-日光
早朝録音の午後、前日に仕掛けたタイマー録音の機材を回収に行きました。
午後の森は、静かで遠くで鳴くキジバトくらいです。
急に近くで小鳥が、鳴き始めました。キビタキの地鳴きに聞こえます。姿を探すと、雌のキビタキが鳴いていました。
PCM-D100で録音、1,000Hz以下のノイズの軽減、ボリュームの増幅、ノイズリダクションを軽くかけています。
4,500Hz前後の高さの鋭い鳴き声です。2分40秒鳴き続けていたものの一部です。
一度鳴きやんでも、また同じように鳴き続けていました。じつは、前日に録音機を置きに来たときも鳴いていました。さらに、10日前の早朝のタイマー録音にも入っていた鳴き声です。この時の記録では、2分35秒の長さにおよび、この季節はキビタキの雌がこのような鳴き方をよくするようです。
なお、キビタキの地鳴きは、途中に「グリグリッ」という濁った声を交えるのですが、いずれもありませんでした。
地鳴きの多くは仲間同士の合図、存在の確認しあう鳴き方が多いのですが、それにしては長すぎます。また、あくまでも個人の印象ですが、私を中心として半円くらいは鳴きながら移動していきました。警戒というより威嚇を感じました。
雌もなわばりを守ろうとする意欲があると思いますので、それを伝えようとしてしていたのかもしれません。
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