『奥入瀬渓流シダハンドブック』-ご紹介
学生時代の友人がシダマニアで、屋久島に行ったりしていました。はるかなる屋久島にシダが繁茂しているのを想像したものです。その屋久島に対抗して奥入瀬のシダの図鑑ができました。筆者の河井大輔さんからいただきましたので、ご紹介いたします。
生き物好きにとっては、コケやシダに手を伸ばす怖さがあります。蛾もそうかな。なにか、底しれない深みにはまってしまうような沼地に足を踏み入れる感じです。いわば、どの中を手探りで歩かなくなくてはならないのかもしれないと思ってしまうからです。しかし、羅針盤となる良い図鑑があれば踏み入れても良い世界かなと思います。
『奥入瀬渓流シダハンドブック』は、豊富な写真で解説されています。新書版サイズなのですから、手に持って野外で使えます。ということは、わからない種類があったからと言って採集する必要はなく、その場で名前を調べることができます。
奥入瀬限定のシダの種類ですが、ざっと見たところ関東の産地でも使えそうです。日光との共通種もあってこれからの季節、コケハンドブックといっしょにシダも持って山を歩くのが楽しみです。
出版社のURLです。お申し込みはこちらへどうぞ。
https://www.oiken.org/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97/new-%E3%82%B7%E3%83%80%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-1/
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