早いヒヨドリの幼鳥-六義園
六義園でヒヨドリの幼鳥が姿を見せるのは、早くて6月3日(1989年)、遅いと7月21日(1990年)、だいたい6月下旬からとなります。
梅雨明け前後、セミがにぎやかに鳴き始める頃です。そのため、うまく録音できない鳴き声です。という記事を過去に書いたことがあります。
http://syrinxmm.cocolog-nifty.com/syrinx/2020/07/post-b3664f.html
3日前の6月6日、早朝の録音にヒヨドリの幼鳥の鳴き声が入っていました。
YAMAHA W24で録音。ボリュームの増幅、2,000Hz以下の軽減、ノイズリダクションをかけています。
過去の記録には、6月3日がありますから、6日があってもおかしくありません。しかし、確認のために開園と同時に六義園で幼鳥の姿、あるいは親子を探しましたが、見つけることができませんでした。見つけて少しでも近づいてクリアに録音できればと思ったのですが、残念でした。
普通、幼鳥の出現は、種類によって傾向が似ています。たとえば、スズメは今頃いっせいに幼鳥連れの親子が見られます。六義園の芝生では、今はムクドリの親子がにぎやかです。やはり同時に巣立ったことになります
しかし、このヒヨドリのおよそ1ヶ月の違いはなぜでしょう。鳥にとって、1ヶ月はとても大きな違いです。遅い場合は、事故や失敗により再挑戦の結果の巣立ちと説明ができます。でも、早い出現って、なかなか想像できません。
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