オオヨシキリを聞きに-芝川第一調節池
この季節にオオヨシキリのさえずりを聞いていないことに気が付きました。去年は葛西、一昨年は北本に行っています。
コロナ禍のなか、県境をまたいでのバードウォッチングは後ろめたさがありますが、今年は、人との接触の少ないもっとも安全と思われる芝川第一調節池に行ってきました。ラッシュを過ぎた上に下りの南北線は1車両に数人、東川口駅からはタクシーを使いました。ちなみに、帰りはバスで乗客は多い時で5人でした。
ということで、久し振りに広がる空をバックに鳴く鳥たちに会いました。
録音機をちゃんと三脚に付けて録音する人が多いと思いますが、私は三脚への取り付け、脚を拡げてのセッティングを考えると、椅子のほうが手早くて便利だと思っています。なによりも、今日のように腰が痛いときは座れて楽です。
この椅子から20mほど離れた木にとまって、オオヨシキリがさえずってくれました。TASCAM DR-05で録音、ボリュームの増幅、1,500Hz以下の低音の軽減、ノイズリダクションをかけています。
ホオジロとの掛け合いが、芝川らしい音になりました。録音しながらオオヨシキリを観察していると、何かくわえているのが見えました。細長いものですので、昆虫の幼虫のように見えます。あとで写真を確認すると、緑色した葉のようでした。巣材でしょうか。
それにしても、さえずりのボリュームはいつもと変わりないように聞こえました。大きく口を開けることはできないはずなのですが、同じように聞こえます。これも鳴管を使っての発声のたまものなのでしょうか。
本日は、風はなく日照もなく涼しい絶好の芝川でした。
« ルリビタキ雌型の鳴き声一例-カミさんの録音 | トップページ | 録音機をどこに置くか-芝川第一調節池 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 日だまりの印旛沼で(2025.02.03)
- 新年おめでとうございます(2025.01.11)
- 戦場ヶ原に冬が来ました(2024.12.28)
- 伊豆沼のガン(2024.12.10)
- 冬のルリビタキ(2024.11.26)
松田 様
芝川第一調節池にいらしていたとは 笑。
私はこの日の朝方に自転車で芝川第一調節池を一周していました。
ここでのホオジロと」オオヨシキリの鳴き声は夏の到来を感じさせてくれます。
ブログのお写真の位置は人工音の一番入らない場所と感じました。
今後とも楽しみにしています。
投稿: T_ohi | 2021年7月 1日 (木) 22時25分
T_ohi様
お邪魔いたしました。武蔵野線と463号線からもっとも離れたところだと思います。また、1日動いている残土処理のユンボから遠いところです。それでも航空機は避けられず、ヘリが飛んでいました。また、この日は看板の撤去するということで作業車3台、作業員数人がガリガリやていました。幸いなことに彼らの昼休みは11時から12時でしたので、その間の録音です。
夜のポイントは、違っていますので、今日辺りの記事に書いてみます。
投稿: まつ | 2021年7月 2日 (金) 13時30分