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2021年6月 8日 (火)

不明の高音-染井

 六義園が開園して、やっと森のなかでバードウォッチングを楽しめるようになりました。
 六義園の休園中、通った染井墓地で録音した音源のおさらいをしました。
 6月1日、染井墓地に行くと、オオムシクイが鳴いていたとのこと。一隅にあるよく茂ったサワラのなかです。私が来るまでは、よく鳴いていたそうです。
 ときどき、ムシクイ特有の小鳥が姿を見せてくれます。30分ほど録音しましたが、とうとう一声も鳴いてくれませんでした。しかし、音源をチェックしてみたら、2声とても高音の鳴き声が入っていました。
 まず、声紋を表示します。左右が30秒、天地は0~13,000Hzです。

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 下の段の音は9,000Hz、上の段の音は11,000Hzに広がっています。私には聞こえない高い音です。音が変化していることから機械音ではないと思います。また2節目は、だんだん小さくなっているので移動している可能性があります。
 もっとも高いといわれているヤブサメが8,000Hzが中心ですから、それよりも高い音です。パターンははっきりしていますので、澄んだ音です。下と上では、微妙にずれていますので、下の倍音が上にあるのではなく、2種類の音を出していることになります。
 mp3に変換しないとアップできません。
 TASCAM DR-05で録音、ボリュームの増幅、8,000Hz以下の音の軽減、ノイズリダクションをかけています。

 「チッ、チッ、チッ」と聞こえると思います。
 この時、見えた鳥はオオムシクイだけですから、オオムシクイの可能性があります。また、シジュウカラ、ヤマガラがいるところですので、これらのカラ類が出す可能性も捨てきれません。
 あちこちで録音をしていると、こうした不明の高音がとらえられることがよくあります。デジタル録音の普及によって、見つかるようになったことだと思います。低い音から、オオコノハズクなどのフクロウ類の発見、高い音から小鳥類の発見につながることになると思います。

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コメント

拝聴したところ、エゾムシクイのヒーツーキーのキーが無い「 ヒー・ツー」というロングトーンで、ツーで上がる、耳が痛くなるような高音でした。幼鳥というより、いかにも囀りという声。未知の声に刺激されますね!

のびひよ様
 コメント、ありがとうございます。
 エゾムシクイも鳴き声が高いですね。
 このとき、カメラマンが3人狙っていましたので、写真は撮れています。
 エゾムシクイとオオムシクイは、背中の色などで区別できますから、見せてもらいます。
 実は、各地で録音していると謎の高音ってけっこう録れます。謎の低音は、比較的主がわかることが多いのですが、高音は不明のままが多いです。私には聞こえづらいことがあります。録音する若い人が増えてくると、この謎の解明は多くなると思います。
  
 

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