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2021年7月 8日 (木)

セグロカッコウとヤイロチョウは普通種だ

 「セグロカッコウとヤイロチョウは普通の鳥だ」と言ったら、ごうごうたる非難をあびそうです。
 でも、このところの野鳥録音の情報から、そんな印象を得るようになりました。
 ここ2週間ほど、福島県、神奈川県、山口県の野鳥録音を始めた方とメールのやりとりをしています。いずれの方もバードウォッチングの造詣は深く、野鳥録音を行い、もっと野鳥との関係を深めたいという意欲を感じる方々です。
 面白いことに、まず「セグロカッコウが録音できた」と報告がありました。「それでは、次はヤイロチョウですね」と半分冗談でメールの返事を送ると、なんと3名ともヤイロチョウも録音できていました。
 私自身、最初のセグロカッコウの録音は、粟島でアオバズク狙いの一晩録音に偶然入っていたものです。ICレコーダーのバッテリーとメモリのバランスがよくなり長時間録音が可能になったばかりの頃です。
 ですから、長時間録音が可能なICレコーダーで野鳥録音を始めると、昼間の録音ばかりでなく夜の録音もやってみたくなります。すると、セグロカッコウはもとより、ヤイロチョウも録音できてしまうことになります。
 以前のこの2種が録音できたと報告のあったのは東京都や栃木県などです。セグロカッコウだけ、ヤイロチョウのみという報告もあります。
 これらを加えれば、特定の地方に偏ることなく全国にばらついています。私に連絡をしてくる人は、ごくわずかだと思います。そのなかの3名が3名とも同じように録音できてしまうということは、ひょっとすると全国的にはかなり多い鳥になっているかもと思ってしまいます。
 ということで、野鳥録音の世界ではセグロカッコウとヤイロチョウは普通種と言うわけです。さらに、野鳥録音が普及すれば、これが常識になるとかもしれません。

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