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2021年7月20日 (火)

西船橋のオオコノハズク-記憶

 オオコノハズクといえば、思い出すことがあります。
 それは、西船橋でオオコノハズクが鳴いているという情報です。
 まだ、東西線が西船橋まで開通したばかりの頃(1969年)、私の学生時代(1968~1972年)のことだったと記憶しています。
 情報元は、高野伸二さんです。当時の状況から私が学生で日本鳥類保護連盟の雑誌「私たちの自然」の発送のアルバイトに行ったときに聞いたことだと思います。
 たぶん「西船橋駅の近くのお寺でオオコノハズクが鳴いている。松田君は毎日、西船橋を通っているのだから行ってみたら」というようなことを言われたと思います。「どうやって聞き分けるのか」と聞くと「アオバズクは2声、オオコノハズクは1声の連続だからわかる」と言われたと思います。
 当時の総武線沿線は、本八幡駅から先は田んぼやヨシ原が線路際まで、広がっていました。下総中山駅では、オオヨシキリの鳴き声を電車の中から聞くことができたほどです。ですから、西船橋も今とは違って閑散とした駅でした。電車の中から見ると北側に小高い丘が続きマツの大きな木が続いていて、この林のなかにオオコノハズクがいるかもと思ったものです。
 記憶では、法華経寺と聞いたと思います。法華経寺が近くにあるにはあるのですが、下総中山駅のほうが近く、最寄りの駅は京成中山駅となります。ですから記憶違いかもしれません。この西船橋の丘の上にあるのは、春日神社となっています。神社とお寺では、大きな違いですが、50年以上前の記憶なのでご勘弁を。
 私は、高野さんの言うとおり毎日通っているのだから「いつか行けばいいや」との思いと、厳密にはいつの季節に何時頃行ったら良いのか、当時の知識ではわからず結局行かずじまいでした。
 また、いっしょに聞いたか私が話したか思い出せませんが、後に日本野鳥の会の職員となった柚木修さんが「それなら、行ってみる」か「行く」と言っていたのも覚えています。ライファーを稼ぎたい年頃でしたので、熱心な柚木さんのこと、行ったのではないかと思っています。
 残念ながら、高野さんも柚木さんもお亡くなりになり、今となっては確認のしようがありません。
 またその後、千葉県には日本野鳥の会の千葉支部や千葉県野鳥の会が発足しますが、西船橋のオオコノハズクの記録を見つけることはできませんでした。
 高野さんが言ったアオバズクとオオコノハズクを2声鳴きと1声鳴きで区別する方法は、他の人からも聞いたことがあります。「小さく低い声」というのが、オオコノハズクの鳴き声の特徴ですから、高野さんも聞いたことがなかったのでしょう。
 本来、里山の鳥のオオコノハズクですから、まだまだ里山や谷津田が残っていた1970年代の西船橋周辺にオオコノハズクがいてもおかしくありません。いずれにしても、オオコノハズクが身近な鳥であった時代にかろうじて私は生きていたことになります。今でも西船橋を通ると、このエピソードを思い出します。
 

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