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2021年8月

2021年8月18日 (水)

『朝の小鳥』スタジオ収録-9月は江戸の風流

 本日は、文化放送の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。リモートでの参加です。
  去年の1月に江戸時代、江戸の街にいたと思われる冬の鳥たちを構成しました。今まであまりやったことのない企画でしたが、意外と好評。ということで、今度は江戸っ子たちが楽しんだ鳥たちの夏編です。
  今では、関東地方では少なくなったヒクイナ、電線のない江戸時代にツバメはどこにとまっていたのか、カワセミはもっと多かったかもしれない、風流の極限とも言えるお香を焚いてチドリを寄せた話ではイカルチドリの鳴き声をお送りします。
 たぶん残暑の厳しい9月にいっぷくの涼しさを味わっていただければと思います。

 2021年9月 放送予定
   9月5日  ヒクイナ
       12日 ツバメ
       19日  カワセミ
     26日  イカルチドリ

2021年8月15日 (日)

8月15日はまだ野鳥録音の季節

 この長雨と寒さは、とても旧盆の最中とは思えません。それも、1週間続くかもしれないという予報なのですから、何かおかしな感じです。
 8月15日前後に野鳥録音をしていますし、けっこう成果をあげています。いちばん思い出深いのは、8月15日に義弟と男体山と大真名子の間にある志津小屋に泊まったときのことです。もう、さえずりのピークは終わったものと思っていましたが、朝はアカハラのさえずりで起こされました。小屋から出ると、森はルリビタキとコマドリの競演に包まれていました。ただ、日が昇り温度が上がるといっせいに虫が飛び始め、その騒音が凄かったことは忘れません。2001年のことで、まだDATで録音していた頃です。
 そのため、8月中旬でもまだ行けると、夏休みで混む日光のメインルートを避けては、録音機を仕掛けています。
 YAMAHA W24で録音、ボリュームの増幅、1,000Hz以下のノイズの軽減、ヒスノイズリダクションをかけています。 

 アカハラとウグイスの競演です。霧降高原のいつもの場所で、10年前の録音です。
 少しでもさわやかな高原のイメージが伝われば幸いです。

2021年8月10日 (火)

音はどこから出ているのか

 暑さとコロナの蔓延、腰痛の3重苦のなか、読書と資料整理をしています。
 その間、面白い質問を受けたので考証してみました。
 「鳥は、くちばしを閉じても音が聞こえるが、どこから音を出しているのか」です。
 先日の芝川のオオヨシキリは、巣材をくわえたままさえずり、ふだんと変わらない節と音量で鳴いていました。私の過去の経験では、オオルリがさほど大きな口を開けていないのに、しっかりとさえずっていたのを観察したことがあります。また、ハシブトガラスも食べ物を口にくわえながら、大きな声で鳴いていたことがあります。
 人間は唇や舌、口腔をコントロールして音を出すのですから口にものが入っていたら、音を出しにくいことになります。鳥は、喉にある鳴管を震わせるのですから、くちばしや舌を使わないことになりますから、音を出せるということではないでしょうか。
 鳥がさえずっているシーンというと、大きな口を開けている動画や写真です。こうしたシーンを見慣れていると、この口がふさがっていたら音がでないと思ってしまうことがあるかもしれません。
 小鳥で言えば、皮膚の数mm下にある鳴管を震わせるのですから、喉から直接音が響いてくるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。また、ミソサザイなどがさえずっている様子を見ると、身体全体を震わせて鳴いています。いわば、全身で音をまき散らしているように見えます。
 このあたりの検証のしようがありませんが、音が出てくるのは口という先入観念は、鳥には通用しないのかもしれません。

2021年8月 1日 (日)

カノコバト発掘-石垣島

  音源を聞いていて「ウッ」と、思わず声が出ることがあります。
 暑いしコロナ蔓延という2重苦のなか、引きこもりがちです。「朝の小鳥」のために、時間のあるうちにと思って音源を整理しているときでした。
 2006年4月25日、石垣島の宿での録音です。宿の庭には、リュウキュウアカショウビンがいて、良く鳴いてくれました。もう15年前になってしまいました。当時は、DATにステレオマイクで録音していた頃です。2度目の石垣島で1度目は早すぎて、まだリュウキュウアカショウビンが来ていませんでした。半月ずらしたことで、やっと録音できたことを思い出しました。そのときの音源を聞いている時のことです。
 ボリュームの増幅、ノイズリダクションをかけています。

 カノコバトでよろしいかと思います。かなり遠いうえに低い声のためノイズに埋没していました。右チャンがボリュームが大きいので、左チャンをカットして右チャンをペーストしています。増幅とノイズリダクションをかけているために、優しい感じが損なわれています。また、再生環境によっては、的確に再生できないかもしれません。この鳴き声以外は、断片的なもので、わずか3声だけでした。
 その後、台湾の金門島に行ったときに録音したホテルの前で鳴いていたカノコバトの声紋と一致。音は600~800Hzにあり、一声鳴いたあとに伸ばした音を続けます。
 カノコバトは、ハワイなどでは外来種としてはびこっています。実は、六義園でも1993年1月10日にカゴヌケと思われる1羽を記録しています。
 ただ、石垣島や西表島の記録は自然分布とされ、数例の記録しかありません。録音時にカノコバトとわかったらもっと真面目に録音したと思います。当時は、リュウキュウアカショウビンを録るのに夢中でした。
 カノコバトは、台湾に行けば日本のキジバトのようにいるハトですから、珍鳥というのはおこがましい種類です。ただ、日本における記録数からは大珍鳥になってしまいます。ベニバトも同じように1度見つかったあと、記録が多くなりました。いると思って探せば、見つかるのでしょう。同じように、この鳴き声が知られればカノコバトの記録も増えるかもしれません。いずれにしても、参考記録としてアップしておきます。
 こうした思わぬ発見があるのですから、野鳥録音はやめられません。

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