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2021年12月16日 (木)

アップルウォッチで録音-六義園

 一足早いクリスマスプレゼントをカミさんからもらいました。新型コロナが収まっているこの狭間に好みのアップルウォッチを選ぶためアップルストアに行きました。タイプはSE、40mm、色はスペースグレーです。
 1960年代のアニメ『未来からきた少年 スーパージェッター』でジェッターが流星号を呼ぶ腕時計型の通信機に憧れたものです。アップルウォッチをはめると、気分は少年ジェッターです。
 ジェッターの通信機は30秒間時間を止めることができる他は、流星号を呼べる程度の機能しかありません。しかし、アップルウォッチは音楽が聞けて、天気予報から体調管理、リンクさせたiPhoneから写真が撮れて、メールも送れます。そして、録音ができることがわかりました。他にもまだ使い切れない機能がありますが、腕にコンピュータを付けた感じです。
 ということで、録音を試してみました。
 録音は簡単、アプリのボイスメモをタッチして、●い赤いボタンを押すだけです。ボタンを押すことで録音がはじまり、録音時間がカウントされて行きます。録音状態では■いボタンになりますので、ストップは■を押します。これで、ファイル名「録音」つぎは「録音2」が付いて保存されていきます。
Image1  
 六義園で、ヒヨドリの鳴き声を録ってみました。鳥との距離は10数mです。録音データは、モノラルでm4aのファイルができていました。問題は、このファイルをどうやってPCに送るかでしたが、意外と簡単でした。まず、自動的に手元のiPhoneに転送されていました。このファイルをiPhoneから自分宛のメールに添付すれば、簡単に送れました。なんとも便利な時代になったものです。
 ボリュームを少しアップしています。低音のノイズなどは、そのままです。m4aからmp3に変換しています。

 ヒヨドリの甲高い鳴き声を違和感なく録音されていました。なお、音域は0~16,000Hzまで録音されていましたので、野鳥の鳴き声は十分にとらえられます。本日は、風もなく森のなかでしたので風防は必要ありませんでした。風防が付けられませんので、風の或る日は録音は難しいかもしれません。また、腕に付けているので衣擦れが入ります。長め録音して、ノイズをカットすることでクリアな音源になると思います。
 アップルウォッチは、いざというときや貴重な録音のバックアップとしてならば、十分に耐える録音ができると思います。

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コメント

松田様
ご無沙汰しています。

アップルウォッチとは最先端ですね。
ちょっと鳴き声を録音したい時にさっと使えそう。
先日も録音機を持っていない時にツグミがいい声を出してくれたりしてチャンスを逸してしまいました。

ところで、
12月10日に北本自然観察公園でクイナの声を撮りました。
正直なところ録音した時は何かわからずに録音したのですが、このブログの「2014年2月27日 (木) フランスなまりのクイナ-芝川第一調整池」の鳴き声とそっくりでした。確かにフランスなまりといえそうですね。

いろいろと勉強させてもらっています。
また連絡させていただきます。

T_Ohi様
 これからは、アップルウォッチなどのデバイスをしている人にやばいことを録音されないか、気にしなくてはならない時代になりましたね。
 クイナの冬の声、あまり知られていません。図鑑にはほとんど書いてありません。私もバードリサーチの平野さんに教わるまで、謎の声でした。
 こうして、ネットにアップされることが多くなると、もっとクイナが見つかると思います。

松田様

私もバードリサーチの会員で、今回のクイナの音源を送ってあります。
平野様にも確認してもらった所、クイナの声に間違いないとのことでした。
もしかすると、鳴き声図鑑に掲載されるかもしれません(笑)。

また連絡させていただきます。

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