『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』のご紹介
4ヶ月ぶりに六義園へ行きました。
センター長に野鳥カレンダーを持って挨拶に行くと、たまっていた鳥の質問や情報の交換で盛り上がりました。そして、写真集『魅力的な鳥達と自然-千島列島-』をいただきました。
私は、筆者の野口好博さんとはFacebookのお友達で、この本を出されたことはうかがっていました。センター長とは、ほんとうのお友達で、この本を何冊がもらったのでお裾分けということでいただきました。
私も千島に行っています。2001年6月21日~30日ですから、もう20年前になります。当時は、DAT+ステレオマイクで録音していた時代です。カミさんのツテでアメリカのエコツアーの船に乗って、アメリカ人のバードウォッチャー100人という規模のクルーズでした。ですので、千島からカムチャッカに上陸し、そのあとはアメリカ人といっしょにアラスカに行き、アンカレッジ、デナリーでバードウォッチングをしてシアトル経由で帰ってきました。私にとって人生最高のバードウォッチングを楽しんだ思い出があります。
千島では、こけしのように並んだエトピリカの群、ゴムボートのそばまで来て鳴いたウミバト、島から煙が立ち上っているかと思ったらシラヒゲウミスズメの群、水平線まで埋め尽くしたフルマカモメの群は臭かった。壁の飾りのようにハシブトウミガラスの巣がある真下で鳴くのを待ったなどなど思い出があります。日本のこんな近いところに海鳥の楽園があるのかと、思い知らされたツアーでもありました。
しかし、20年も経つと記憶が薄れてきたのを蘇らせてくれたのは、この本です。ちょうど私が行った季節に野口さんも行っていますので、鳥たちのようすは変わりません。私たちは島にはゴムボートで渡りましたが、基本は大きなクルーズ船でしたので鳥との距離がありました。野口さんは、小型の船なので鳥との距離が近く写真を撮るのはぜっこうの条件の下でツアーをされています。そのため、鳥の写真は生き生きとした表情をとらえられています。
日本の隣にこんなにたくさんの鳥がいることがわかる写真集です。関心のある方にはぜひ目を通していただきたい本です。
なお、自費出版のためアマゾンでは扱っていません。ホビーズワールドのネットショップで入手可能です。下記URLで、どうぞ。
https://www.hobbysworld.com/item/25014502/
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